人生初の伊勢参り〜伊勢2(内宮)〜
伊勢神宮(外宮・内宮)マップhttps://www.isejingu.or.jp/visit/map/pdf/map_naikugeku.pdf
二日目は内宮の天照大御神様へ
神宮会館のロビーに早朝6:30、職員の方に早朝参拝の案内をして頂きます。私は着替えは下着のみで、朝から着物に着替えて参加。雨の日は大変ですが、お財布や携帯も帯の中に仕込んで手ぶらで傘だけなので楽チンなのです。ちょうど内宮へかかる宇治橋を渡る手前で日の出が見えました。
手水社に向かう途中、火除橋を渡る手前右側に、大正天皇のお手植え松があります。明治24年(1891年)に大正天皇が皇太子時代に植えられたものだそうです。大正天皇様は、幼少時代は相当活発で、このような活動で全国を飛び回られていたそうです。
次に行くのは滝祭宮様。「お取り次ぎさん」と呼ばれる、その名の通り、天照大御神様に願い事を取り次いでくれる神様です。ここは社殿がないのですが、その理由は神社様としては、「解らない」という事です。五十鈴川を水神として祀っているので、古来より川そのものが御神体、龍神様ではないかと思います。そして「神社」としては解らないということは、神仏習合の時代、もしくはそれ以前の名残ではないかと想像します。地元の方が古来より信仰されている御神体を隠すのはどうかと、それで社殿のない、それでも丸出しでは...という事で、このような板張りのものになったかと思われます。このようにより古くずっと残っていることにより、ご利益があるのではと思います。お取り次ぎさんと言われているのは、伊勢参りが本当にメジャーで、人が押し寄せるような中、正宮まで辿り着けない方々もいたそうです。そんな時に、ここにお参りすると正宮に願いを取り次いでくれるという事から、そのように呼ばれるようになったということです。が、このお宮さんの姿や歴史を考えると、それだけではないような気が、私はします。
板張りの隙間から御神体が見えます。お賽銭箱があるのも、神宮ではここだけです。
早朝参拝では、この後も正殿、御稲御倉(内宮の穀倉、稲をお納めする、お祭祀の際にここから取り出される)、荒祭宮と、ご案内して頂きました。
正殿の階段ですが、とても幅が広いのです。これは神馬も参拝するので、馬の歩幅に合わせてあるそうです。残念ながら今回は神馬には会う事が出来ませんでした。
早朝参拝の帰りにこんなに可愛い子たちに出会えました。
これから朝食、のタイミングでしたが、今朝は寒くてみんなで固まってちょっと震えていました。
私たちも神宮会館に帰って朝食をいただき、小休憩した後に、正式参拝へ出発です。神宮会館様のお食事は本当に美味しいです。
朝は小降りの雨でしたが、日中は結構しっかり雨が降っていて、それでもさすが神宮、大勢の参拝客で賑わい、混雑していました。正式参拝までの間、御垣内参拝をしている間に、400名ほどの団体客も来られていて正殿前に並んでいらっしゃいました。もしこの後に来てたら大変だっただろうなぁ....
正式参拝も昨日の下宮さんの時とうって変わって大勢の方々と合同で参拝。お神楽は昨日のお神楽の内容に加えてもう一つ舞があって、それはそれは本当に豪華でした。御神楽「別大々神楽」で、通常の倭舞、人長舞に加え、もう一つ舞楽が一曲奉納されるそうです。ずっと正座していたので、しびれる寸前でしたが、それはそれは豪華で舞台に釘付けで、しびれもごまかせました。
神宮のHPより、舞楽には唐楽と高麗楽とあり、それぞれ中国、朝鮮から入ってきたものらしいです。それがどちらのものだったか、赤い装束だったと思いますので、おそらく左舞という唐楽の方だったかと...
伊勢神宮御神楽
https://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/kagura.html
その後はさらに雨が激しくなりましたが、御朱印をいただいて神宮会館に戻り小休憩。お世話になった皆様との記念撮影も。
その後はおかげ横町に移動して、お昼を食べて、自由解散でした。お昼の伊勢名物手こね寿司、伊勢うどんもとても美味しかったです。寒くて冷えた身体にしみました〜。
しばらく休ませて頂いた後、帰るまでの時間、おかげ横丁と月読宮にも足を伸ばします....