人間とか
【生きるとか死ぬとか父親とか】11話、観ました。
今回は、だいぶしんどい内容でしたね…。
母の荷物を整理していて出てきた、未使用の高額な服やバッグの数々。
家庭を顧みない父・哲也(國村隼人さん)に対し寂しさを感じていた母(富田靖子さん)は父が稼いだお金で、着もしない、使いもしない服やバッグを買うことで、寂しさを埋めていた。
完璧だった、かっこよかった母が…。
母のことを書き始めたトキコ(吉田羊さん)は蓋をしていた、受け止めきれなかった母の真実の姿の蓋を開けるーー。
若かりし頃のトキコ(松岡茉優さん)と現在のトキコ。対峙する2人。
ここのシーン、しびれました。
松岡茉優さんの、過去の亡霊的な、(というんですかね)トキコ。
過去の自身と対峙しながら、苦しみながら書くトキコを吉田羊さん。
すごかった。息を呑む、そんな場面でした。
トキコから母の真実の姿、「母も人間だったんだ」という言葉を聞き、涙を流す父。
この涙を見て、娘としてはどんな想いになるのかなぁ、と考えてしまった。
心の底からの後悔の涙だとしても…まあそうそう赦せるものではないのだろうなあと。
観ていて、色々と考えさせられる回でした。
次回、最終回。楽しみにしたいと思います。