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そうだ、【JALで】京都にいこう。
自分でつけておいてなんだが、わけの分からぬタイトルである。だが、敢えて【JALで】京都に訪れたのでその備忘録だ。
伊丹へ
朝4時半に自宅を出て、7時半の「伊丹」行の便に搭乗する。なんだかこの時点でタイトル詐欺な気もしなくはないが、移動距離の大半は飛行機であることには変わりないのでお許し頂きたい。
それはさておき、7時前には羽田に到着。各所へ配るお土産を買ったら、検査場を抜け、搭乗口まで向かう。
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週末とあってか、普段の伊丹便とは様相が異なり家族連れの乗客が多かった。
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同社最新型のA350(-900)やB787(-8)の機材の様に個人用モニターこそないが、こちらの方がゆとりがある気がするのは気の所為か?
飛行機は定刻で出発。B6特有の圧倒的上昇率を楽しんでいるといつの間にか着陸態勢に。生駒山地を越えると大阪平野の光景が!南からの到着であった為、大阪市都心部の景色が間近で見える。「京都」に向かっているにも関わらず、大阪観光も出来て一石二鳥もとい、一鳥二石である。
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ともあれ、無事に大阪国際空港に到着。
ミャクリャクにも盛大にお迎え頂いた(大嘘)
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新快速で「ビュッ」と京都へ
悪友とは京都中心部、河原町で待ち合わせしているので、取り急ぎ大阪モノレールで一駅隣の蛍池まで。一駅とはいえ、空港と駅の間にかなりの高低差があるので、黙ってモノレールを使うのが吉だ。
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十三まで出て、京都線に乗り換えればあとは寝るだけと思いきや、何やら不穏なアナウンスが…
「阪急京都線、大雨により運転見合わせです」
(嘘やん。)とはいえ嘆いたところでしゃあなしなのでそのまま宝塚線で大阪梅田へ。
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因みに自動改札機は全部で❝89❞台稼働しているとか?
梅田ダンジョンも無事にクリア?したら、JR大阪駅へ。
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新快速に乗り、40分程で京都に到着。時速130kmで地上区間(関東ではまず持ってあり得ぬ光景だ)を構わずぶっ飛ばしていく様はなかなに面白い。因みに中央快速線並に車内が混んでいが、悪友曰く、関東と違って関西は転換クロスシート中心だかららしい…なるほど、それは首都圏で導入が憚れる訳だ。
東山
関東も暑いが京都も然り(というよりかは今年の夏は全国的に暑い)。そのためか、四条通のアーケードはガランとしている。またも、悪友曰くモグリは地上に浮上する一方、ローカルは地下街に潜っているそうとな。なるほど、こんなところでも都の息吹を感じられるとは…
モグリな我々は、四条通を東下り、鴨川を越え、祇園を素通りし、東山へ。ランチの時間までまだ1時間程あったこともあり、適当に周辺を散策することとした。
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モグリがいない本来の京都を堪能し、いい感じに待ち時間も消化出来たところで、一同「あちーあちー」とボヤきながら河原町へ戻る。
東華菜館
四条大橋真横にある、老舗の中華飯店だ。
中には日本最古の現役エレベーターがあり、それに乗りに行くだけでも十二分価値がある。肝心の写真を撮り忘れたが。
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スペアリブは煮込れ過ぎて、骨までとろとろであった。
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美味しい中華コース料理を喫食し、お茶まで頂いたところでとりあえずバスで嵯峨嵐山まで(地下鉄高いしね)。
嵯峨野トロッコ列車
河原町から1時間程で嵐山に到着。
亀岡方面への最終列車の切符を購入し、搭乗時間まで時間があったので隣の博物館みたいなところで黄昏れる。
館内では叔父様方が思ひ出トークを広げていたが我々は夢の世界へ…
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うとうとしてたら、あっという間に時間になったので改札へと向かう。
ホームに立つと今となっては希少となったDE10形機関車を先頭に列車が入線。亀岡行きは即ち、反対に押される形になる。
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新緑の渓谷は大変風光明媚である。が、それと併せて道中のトンネルも見て頂きたい。生憎、照明がないので構造をじっくり眺めることはできないが、明治に積まれたレンガ造りのトンネルを間近に見られる。
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トロッコ列車は旧線を走る。
始発の嵯峨駅から30-40分程で終点の「トロッコ」亀岡駅に到着。なんも目の前も保津峡渓谷が!ではなく、長閑な水田が広がる。因みに「JR」の亀岡駅はここから歩きで30分以上かかるので一駅手前の馬堀駅へ。現行の山陰本線で再び、上洛する。
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現代の山陰本線は渓谷に構わず、トンネルと高架で保津峡をぶち抜く。お陰でケトルの水が湧く前に二条へ到着。
のんびり三条へと思いきや、まさかのゲリラ豪雨襲来。
すかさず、アーケードへと駆け込む。
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悪友が「埒が明かないから強固突破と行こや」と言うので、何も抵抗できず大粒の雨が降る中、二条城前駅へ。
三条に着いても変わらず、道路も鴨川に飲み込まれる状況だったがベア・グリルス並の強い生への執念を以て、予約したお店へ無事に?入店。こんな雨にも拘らず店を開けるその商魂には大阪人であってもさぞ脱帽することだろう、しらんけど。
京都の豆腐は美味しと言うけど…
関西のハングリー精神を感じたところで、物理的にもお腹が空いた我ら一同はコースとおすすめの日本酒を注文。
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日本酒呑んで開口一口「水みたいだね」と言った悪友を傍目に心の中で「沼に引き込めるぞ」と思い、ニヤニヤしていた中の人であった。
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クラシカルな甘口のお酒であった。
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もろこしの微かな甘味が絶妙であった。
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薬味で味変出来るのが憎い。
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串ごと齧り付くのはお下品ではありません?
新世界の串カツちゃいますし。
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カリッと揚げられつつ、噛むと大豆と苦汁、湯葉の本来の風味が口いっぱいに広がる。
お豆腐料理も他にも鱧のてっちり風鍋や、鰻茶漬け、デザートにジェラートを喫食した。
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余談だが、一同向かいのホルモン屋の方が気になったらしい。
夜のキタを徘徊
悪友とは三条で別れ、荷物を取りに河原町四条まで夜の鴨川沿いを歩く。
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宿は大阪淀屋橋に取ったので、荷物をピックアップしたらそのまま京阪で向かう。プレミアムカーに課金したものの、爆睡していたので殆ど記憶にない(笑)。
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目覚めると既に淀屋橋に入線していた、あぶない…急いで身支度せねば!
無事に改札を出て、そのまま御堂筋沿いを歩く。
宿へチェックインし、荷物を置いたら夜のキタを徘徊してみる。とはいえ既に22時を周っていた為、空いている店も僅かではあったが…
(粉モン食いてな)、と思っていた矢先、忖度されたかの様にやっているお店があったので、まんまと吸われ、見事に着席。お通しをつまみにビールを大事に飲みながら料理を待つ。
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筋も喫食したが、そちらもほろほろで大変美味だった。
お店を後にしたら、〆にラーメンでもと一軒お隣へ。
だが残念、既にLOを過ぎたらしい。明日も予定がある故、大人しく宿へ戻る。
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東京にはない整然とした街並みが素敵なところだ。
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まとめ
中学の修学旅行以来であったが、観光客メインよりかはローカル臭強い京都を堪能出来た。やはりハリボテの見世物を見るよりか、良くも悪くも生き生きとした光景を眺める方が元人類学徒として性に合う。まだまだ、京都には独自に発展した食文化の産物があるとのこと。観光と称して、またの機会に回収していきたい。
最後に、本記事のタイトル回収である。伊丹経由で京都に行った感想だが、セールを狙えば東海道新幹線で行くより、実は飛行機で行く方が安い。今回も例に漏れず、セールで航空券を購入したので新幹線の普通席と変わらない価格でクラスJを取れた。逆説的に言えば、「そうだ、飛行機で京都行ったろ」と思い付きで行動するのは余程のブルジョアジーでない限り、無理というのが結論である。
東海旅客鉄道株式会社…サイコゥ!
次回: 兵庫、大阪食い倒れ旅。