人間の能力って一面だけでは図れない
人の能力って一面だけでは図れないなって思う。
世の中には沢山の仕事がある。だから今の職場や今の仕事で良い成果が出せていないとしても、その人の能力が低いという評価とは違うと感じる。
先日は一緒に働いているメンバーが1人退職することになった。私と一緒に営業をしていたメンバーだ。
営業といっても扱う商材が幅払い。私たちが扱っているものは無形商材と呼ばれるもので、いわゆる形が目に見えないものだ。世の中的な評価としては、「無形商材」は「有形商材」よりも販売するのが難しいと言われている。
確かに私たちの扱っている商品も他の会社に比べると、売りやすくはないのかもしれない。
退職してしまうメンバーは営業経験が長く、中途で入社してきた人だった。とても物腰が柔らかく、勉強熱心で個人的にはとても頼り甲斐のある方。しかし、私たちの事業に慣れるまでは大変であり、本人の納得する結果が出ていない状況だった。そんな矢先に退職という決断になり、個人的には複雑な思い。
今回の経験から感じたことは、一つの会社の評価が全てではないということ。
仕事で結果を出すのは簡単ではない。
「その人の努力」と「組織との相性」の2つが伴わないといけないからだ。
前者であれば自分でコントロールができる。しかし、後者の方は自分でもコントロールできないこともある。
なので、入社した会社のカラーが自分に合うかどうかって入社した後でないと分からないことが多い。
特に人間関係。イケイケな人が多いのか。協調性の高い人が多いのか。評価される軸は何なのか。
これらは、入社前では3割くらいしか分からないだろう。そして、仕事で結果を出すには上記のような組織の環境と自分の特性の相性も影響してくると思う。
今回退職されてしまうメンバーは、人間的にも本人の努力も申し分ない。けど、今の組織のカラーと相性が合わなかっただけなのだと個人的には思うのだ。
だから自分も含めてだけど、一つの会社で上手くいかなかったとしても、他の会社でも同じだとは限らない。
自分がコントロール出来ることに対してやり切っているのであれば、後は結果が出る環境を探すこと。
辞めてしまうメンバーも次の組織では、今以上に楽しく、やりがいを持って働いていけると思う。そして、私たちが振り返るのは、「活躍できる土壌を整える」こと。全ての人に応じるのは難しい。けど、活躍出来る人のタイプを増やすことはできる。
今回の経験から組織としても成長していきたい。
そのために私もできることを精一杯行う。次に入社される方がやりがいを持って働ける職場にする。その思いを忘れずに、仕事をしていきたい。
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