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自分の価値は『自分』で認められると自信になる
最近ある本を読んでいる中で、とても良い言葉に出会った。
それは、「自分の中での平均点で自分を褒めること」という言葉。
丁度2ヶ月前に息子が誕生し、子育てに関する本を手にとってみたのだ。
ご存じの方もいるかもしれないが、ボーク重子さんの「世界最高の子育て」という本だ。
この本の中では、ボーク重子さんの子育て経験を基に、子どもが自分の長所を伸ばし、自由にのびのびと自分らしく生きるための育て方が書かれている。
そん中の一つに「自己肯定感」を高める必要性が書かれている。
自己肯定感は大人になってから、とてつもなく大切な事に気づいた。
自己肯定感が高ければ以下のようなことが得られる。
・失敗を恐れずに行動できる
・自分の人生に幸せを感じられる
・自分の可能性を信じられる
・何でも前向きに挑戦できる
・挫折や困難を乗り越えられる
(上記は私の所感も入っている)
日本の教育制度の中では、「競う」という経験が入っている。これは自分と他者を比較して、何かの物事に優劣をつける考えだ。例えば受験がわかりやすい。試験に点数をつけ、上位何番目かまでに入らないと合格しない。
競う経験の中には、忍耐力や精神力を鍛えるメリットもあると思う。しかし、他者との比較をという考えがいつしかしみつき、比較によって自己肯定感を下げてしまうこともある。自分の存在価値を見つけ出すのに、「他者との優劣」によって探してしまう。
本来、人にはその人の良さというものがある。厄介なのは、自分が一番自分自身の良さを理解しにくいところだ。だから、他者との競争の中で、勝ったものだけが自分の価値のように感じてしまうのだ。とてもわかりやすいから。
そして、世の中には自分より優秀な人なんて星の数ほどいる。競争の勝ち負けで価値を図ってしまうと、恐らく死ぬまで自分の価値を見つけ出すことができなくなってしまう。
だからこそ、自分で自分を認めることができる「自己肯定感」を高めることが、人生を豊かに有意義に生きることにつながるのだ。
ではどうすれば自己肯定感が高まるのか?
本の中ではいくつか方法が書かれていたが、大人になった自分でも気持ちが楽になった方法があった。
それが冒頭で書いていた、「自分の中での平均点で自分を認める」ということ。
競争環境の中で生きていると、いつしか「頑張りすらも他人との比較によって承認する」ようになってしまう。例えば、野球の素振りを毎日50回している。これ自体すごいことだ。しかし、毎日100回行っている友人がでてくると、「自分は全然練習していない」と自分を評価できなくなる。何事においてもこの負の連鎖は起こりうることだ。
だけど、自分の中で、「これくらいまでできればOK!」といった基準を持ち、その基準を超えたら自分を認めることができれば、他者よりも劣っていたとしても自分に自信を持つことが出来る。
今まで他者との比較の中で自分を評価してきた私にとっては、心が軽くなる内容だった。この考えが常に出来るようになるには訓練が必要だと思う。けど、今日から「自分の中での平均点を満たすこと」を意識して仕事も家庭も過ごしていきたい。
そして、子どもを育てるときにも、この考えを忘れずに伝えていけたらいいなって思う。
自分を認めてくれる最大の支援者は「自分」なのだ。
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