見出し画像

キッチン者日誌~手間をかける事とかけない事の判断~

キッチン者の11月はワクワク計画満載。
まずはGoToに合わせた横浜行き❤

ひとつは

THE YELLOW MONKEY30周年アリーナ

画像1

キッチン者のファン歴は20周年❤️
もうひとつは学んでいる整体師匠の講義にリアル参加♫1年半振り♪

通いだして3年半。「知識は自分で学べ」のスパルタ師匠。
知識が薄く浅い者は容赦なく瞬殺で滅多切られる。そろそろ卒業しないと首切られる。(マジメに本当に焦っている💦)
頭、身体、感情、5感刺激されまくりの深い2日間。お腹いっぱい胸いっぱい満足。

横浜帰りの翌々日
心配性ママン(74才)が日帰りでキッチン者の生活ぶりを訪ねてきた。
元気者ではあるが、車がサンダル代わりの郷里とは違う。
神戸歩きはハードル高い。
そこで半年の成長っぷりをランチでご披露することに♫
以前のキッチン者は炊事をすることもままならずの荒れた生活だったから。

ママン到着に合せて前日から買い出し、鳥ハムを仕込みスープを準備。当日朝、サラダを和える。

昼前に到着のママンは半年でレベルアップした神戸ライフに驚き、同時に安心したようだ。
しかし部屋のカーテンが長いことを発見し、縫いはじめる。私自身は気にならんかったけど。
その間にご飯を炊き、だし巻き卵、れんこんを焼き、スープを作る。
カーテン裾上げはランチの出来上がりまでに仕上がった。

画像2

ランチの出来栄えに大層、ご満悦のママン❤
鳥ハムはママンから教わったが、スープの味わい深さに目を見張るママン。
トマト入りがお気に召したようだった。
サラダにれんこん。どれも好評だった。
れんこんはキッチン者の郷里が産地であるが
近所の市場で安く買っていると自慢げに語り、
逆輸入的に横浜土産とともにママンに持たせたのだった。

翌日、キッチン者の焼きれんこんが美味しかったから、とママンからLINEで写メが。

画像5


「同じようにならん。○○(キッチン者の方)のが美味しかった。」と。
「ごまを振ってみた」とも。
「きんぴら風?」と返すと
「きんぴらちゃう(違う)!」と即返LINE。

よく観察すると
ごま振られ白く薄いれんこん。
厚みが足らない。皮剥かれてる。
キッチン者は皮ごとよく洗い厚めに切っただけで
オリーブオイルでよく焼く。
後はミルで挽いた岩塩と黒胡椒を振るだけ。
そう告げると「皮も剥いたし、水にも晒した。」と。

素材は皮とアクと呼ばれる栄養素含め、
まるごといただく事をオススメした。
「手間かけすぎると、逆にしゃんとしなくなるよ」と。

ママンは潔癖症であり、刺し身も洗う人。
ママンにとって皮剥かない、
水晒ししないなんて事はありえないらしい。

あぁ…私はこの人に育てられたんだなぁ…。
白く柔らかそうなれんこんが自身と重なった。

大好きなママンであるが、
彼女の子供第一主義のあらゆる手間はキッチン者やそのきょうだい達の野性味を削いできた。
ママンから離れ、あらゆる遠回りで自分の思うやり方、いばらの生き方を歩んできた。
それはママンを大層怒らせ、悲しませた。何度も勘当された。
けれど彼女は子供が切れない人なのだ。
それは、キッチン者やきょうだい達自身も然りだが。

今や、ママンはキッチン者を強く応援してくれる良きサポーターとなった。(今のところは)

ゆっくり
ゆっくり
人は変わる。
少しの変化に何年後にようやく気づく事もある。
人はそうしてずっと成長し続けてるのだと思う。

「皮剥かない、水晒さない」は手間をかけないことじゃない。むしろ皮ごと洗う。厚さを考えて切る事に手間をかける。
ごまとちりめんを煎り、ふりかけ作りに手間をかける。

画像3


結果、彩りを添える料理、
誰かのためにランチをつくる時間は短縮される。

手間をかける事は楽しい。
そして、それを楽しめる事が
自分軸を太くしているのではないだろうか。

何に手間をかける?
自分だとすれば、どんな手間をかける?
自分と向き合う事?どんな風に?
そしてどの手間をやめる?
必要ない事はなんだ?

私は大好きな人たちに手間をかけて向き合いたい。
またママンにランチを作ろう。そうして私のまじないをかける。
ママンは齡い70オーバーでも変わるだろう。
素材第一主義に。

蠍座新月を迎えて自分のためにランチ✨

画像5


新たな自分を意識する。そんな深い夜。

いいなと思ったら応援しよう!