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娘の不登校日記/16.不登校児の選択肢

中学生活の初日だけ登校して、それ以降は不登校になった。
初日に行ってダメだったので、これはしょうがない。
むしろ、出来ないことがわかって良かった。
少しでも希望があればすがりたくなるから。
不登校ありきでの中学生活の過ごし方を探っていくしかない。

そんなある日、担任の先生から親との面談をしたいと連絡をもらった。
娘の今後について話をしたいとのことだった。
日程を調整して、夫婦で参加した。

先生は人当たりの良い方で安心して話せた。はじめに娘のこれまでの経緯を話をした。
そして、先生のことも話してくれた。
これまでに不登校の生徒を何人も送り出してきたそうだ。

先生は、不登校でも何らからの目標を持った方がいいと説明してくれた。
その中で、同じ不登校でもいろいろな選択肢があることを知った。

・オンライン授業
・別室登校
・支援室

これまでは不登校はオンライン授業しかないと思っていた。
地域や学校によって違うかもしれないが、娘の地域では別室登校と支援室という制度があるらしい。これは知らない情報だったのでありがたかった。

別室登校は、
同じ中学校に登校して、不登校生徒専用の別教室で生活するというものだ。

支援室は、
不登校生徒が通える中学校とは別の公的な施設のこと。
登校時間も出席も基本的に自由らしい。
ただ、基本的に自学なので学校と違い勉強を教えてくれる場所ではない。

他にも自宅に訪問してくれるような制度もあるみたいだ。

別室登校は登校自体が難しいのでハードルが高いように感じた。
娘には自由度が高い支援室が合いそうな気がする。
新たな選択肢を持てたことは大きな収穫だった。

ただ、今は昼夜逆転の生活で心も不安定な状況だ。
まだ選択肢を提示できる状態じゃない。
朝起きて夜寝るという、当たり前の日常生活を取り戻すことが最優先だ。
頃合いを見て話してみようと思った。


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