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外圧やストレスは人生の強力な味方

「わたしって世界一不幸な美少女だ〜!」

これは私が小さい頃によく見ていた、おジャ魔女どれみの主人公どれみちゃんがよく言っていたセリフ。

今思えば美少女な時点で幸せじゃん、とツッコミたくなりますが、外圧やストレスを感じるたびに悲劇のヒロインになっていた時期は私にもあります。

私の体感不幸ピークは、保育士の仕事をしながら奨学金の返済と実家への仕送りで生活費が足りずにカードローンを限界まで借りていた時期。毎日が将来不安に押しつぶされそうな精神状態で、恋愛も仕事もうまくいかなかった日には「なぜ私ばかりこんな不幸が重なるのか。もういっそのこと消えて楽になりたい」と思ったこともあります。

しかし、そこから6年経つ今の私は、当時の外圧やストレスにはものすごく感謝をしているのです。

なぜなら、1人の人間としてあらゆるインサイトを一度に感じることができたからです。

今ではSNSでこもりんとしてX、Instagramで発信したり、フリーランスとして多くの起業家や経営者のビジネスのマーケティング支援したり、『リモラボ-在宅ワークで人生を変えた女性たち』というチャンネルをYouTubeで運営したり、累計5000名を超える女性の実践型リスキリングスクール『リモラボ』の代表を務めさまざまなコンテンツ作りをしているのですが

そのコンテンツ作りに欠かせないのが「インサイト」です。

「インサイト」とは人の深い深層心理で、ビジネスにおいては消費者の隠れたニーズを発見したり、購買行動の背後にある動機の理解し適切なマーケティング施策を打つために欠かせないものです。

思えば心に響く話をする人って、人生に深みがあって必ず何らかの不幸や困難を乗り越えてきた人ですよね。そのような人はたくさんのインサイトを知っているからこそ、共感や感動を届けられるのです。

おそらく私が何もストレスを感じずに平凡に生きていたとしたら、独立や起業をしようという原動力は生まれなかったと思いますし、旅をしながらフリーランスとして素敵な仲間に囲まれながら充実したキャリアを歩むこともなかったことでしょう。

きっと仕事でもお客様に具体的な提案ができず、大きなプロジェクトを任せてもらえることもなかったと思います。

そのため、今もし強い外圧やストレスを感じている人がいたら、これはいつか誰かの役に立ち最終的には自分を救うための経験をしていると捉えてみてください。その時の感情や、迷い、自分がした選択、は逃げずに向き合えば必ず活かせる時が来ます。

逆に強い外圧やストレスを全く感じていなくて平凡な毎日を送っている方は、少しだけストレスのかかることを取り入れてみてほしい。例えば、健康維持のためにパーソナルジムに通ってみたり、自分の伸びしろに気づかせてくれるような意識の高いコミュニティに参加してみたりするのが効果的です。

私自身も過去の強い外圧・ストレスは解決済みで今はもなくなりましたが、最近は書籍の出版や500名以上が参加する大規模なイベントなど新しいことに常に挑戦することで、あえて適度な外圧やストレスを取り入れるようにしています。

きっと目先の一瞬は嫌な思いもすると思いますが、いずれ自分を強く成長させてくれたことに気づくはずです。

まるで最初は大げんかから始まり、いずれ大親友になっていくような感覚ですね。

この感覚が一度身につくと、適度なストレスがない方が成長が止まっている気がして違和感を感じられるようになります。そして、「絶対にこの逆境を乗り越えてものにしてやるぅ」とさえ思えるようになります。

今回は私がずっと成長し続けられている大きな要因を言語化してみました。どなたかの生きるヒントになれば嬉しいです!

小森 優(こもりん)
株式会社リモラボ取締役|前職は保育士|累計5300名が参加する女性の実践型リスキリングスクール&コミュニティ『リモラボ』代表|現役フリーランス目線で最新のWEB・SNS・生成AI情報をシェア|著書『にゃるほど!作業が遅いで悩まなくなる 仕事術図解100』(KADOKAWA出版)
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