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小さなゴールテープを切りたくて、走ることにした。

関西から上京し、東京で社会人デビュー。
新卒から14年間お世話になった株式会社リクルートを退職し、
15年目から、株式会社ミライフで仕事を始めました。
しかも地縁のない長野へ移住し、フルリモートで。

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今更な話になるのですが、昨年の11月末にハーフマラソンに出走してきました。
やっとの想いでしたが、無事完走でき、ほんと良かったです。
40歳手前のおじさんの走りっぷりがどんなだったかについては、皆さんご興味ないと思うので詳しくは書きません。
ただ「なぜ走ろうと思ったか」の動機について、noteに書いてみることにしました。

人生には小さなゴールがたくさん必要

つまるところ、何でもいいからゴールテープを切りたかったんじゃないかと思います。

人生を長いレースだと考えてみると、その人生が終わるときにゴールがあります。誰かと比べ・競うでもなく、自分が歩いた道や出会ったものに感謝でき「良いレースだった」と最後のゴールテープを切れると良いのかもしれません。

ただ、人生が終わる時を常に意識して生きることも難しく、長い長いレースのゴールを意識して走り続けることは、難しくないですか?

人生が終わるその日までは、全てが道半ばで、中途半端で、過程でしかないのに、それどころか、日々の一分一秒に一喜一憂し、自分の人生は最高だの、もう終わりだのという気持ちになるし、未来に希望も不安も持ってしまう。

だからこそ、日々に「小さなゴール」を設けて、そのゴールテープを切ることで満たされ、次に向かう。人はそうやって前に進むんだと思います。

いつもより少し遠く大きなゴール

↑の自己紹介にも記載の通り、移住をし、転職をし、パン屋を開業しようとしています。
それにあたって、いくつもの壁や葛藤、試行錯誤があり、進んではいるもののジリジリといった感覚で、簡単にはゴールにたどり着けないんですよね。

移住含め意識し始めたのは18年頃。よし移住するかと決めたのは21年。決めてからはもう3年ほど経ったんですよね。転職してからも1年半が経ちました。

日々変化はあるのですが、果たしてこれはゴールに近づいているのか?道は合っているのか?中々ゴール切れないな…という感覚が自分の中であったのかもしれません。

きっかけ①小さすぎず、大きすぎない「何か」を達成したい!

できるなら何もしたくない人間だと自認しているのですが、上記背景から「いい感じの大きさのゴール」を自然と探し始めました。資格取得などでも良かったのですが、運動不足もあったので、試しに走ってみるかと思ったのです。

ただ「週3回ランニングする」だと絶対にやらない(できない)。
ちょっとしばらく頑張らないと届かなそうなゴールが自分には必要だと思い、思い切って2ヶ月後のハーフマラソンに申し込みました。

きっかけ②子どもに頑張れというなら、お前が頑張れよ

少し話が反れるのですが、走ることにした理由にはこれもありました。

毎日子どもらがいろんなことに頑張っているんですよね。
学校、宿題、けん玉、縄跳び、プール、残さず食べる、早く寝る…など。

子どもらの人生を豊かに過ごしてもらうべく、親は熱が入ってしまう。
そんな熱心な親父ではないですが、事あるごとに「頑張れ」と言っている。

「頑張れと言葉をかけるよりも、お前が頑張れよ」っていつか言われるんじゃないかとふと思ったんですよね。

お父さんも頑張ってるから、自分も頑張るねといつか言われるようになれたら。

そんなことも頭の中にありました。

2ヶ月間の練習…少しずつ前へ、確実にゴールに近づいている

そこからは練習。最初走ったのは3キロだったのですが、ハーフを申し込んだことを後悔するレベルにつらかったw 

めちゃくちゃ不安に駆られながら、週3日くらいで、徐々に距離を伸ばしていきました。週末には、5キロ、6キロ、7キロ…と毎週1キロ距離を伸ばして。

やっと10キロや!と思ったら右足に激痛。
そこから毎回走るとすぐ痛みが出るように。
休めば治るかと1週間あけてもダメ…と逆戻りな感覚。

でも不思議と「確実にゴールに近づいている」という感覚が持てて、私としてはとても嬉しく、充実していました。

レース当日…最後は気持ちを切り替えて

結局、痛みは消えず、2ヶ月目は満足のいく練習ができないままレース当日を迎えました。ハーフマラソンは多くの大会が3時間以内にゴールしないといけないので、歩いてはゴールできません。

ゴールできるだろうか…と前日までは不安を感じていましたが、当日は「痛くても我慢すればいい、どうしても無理なら歩けばいい、歩いてタイムオーバーになったらそれまでである、何も考えずやれるだけ頑張ろ」と気持ちを新たに、走ることができました。

案の定、痛みは出ましたが、今まで練習してきたからか、走り方を変えたりしながら、なんとかゴールできました。

まとめ

タイトルにあるように「小さなゴールテープを切るために」走ることにしました。

それは自分にとっては気持ちいい感覚でした。
自分でやると決めたのに、ゴールまで遠いともどかしい気持ちになる。だからこそ違うテーマでも何でもいいから「前に進んでいる」と感じられる「小さなゴール」を自分で設定する。

僕にとっては仕事と関係のない、小さなゴールがちょうどよかったみたいです。

皆さんももし、ゴールが見えないなとか、今長いトンネルの中にいるという感覚があれば、何か「小さなゴール」を設定してみてはいかがでしょうか。
ハーフマラソンが遠ければ、5キロでも良いし、散歩するためにシューズを新調するだけでもいいかもしれません。

散歩しても大きなゴールに近づくわけではないのですが、もう一歩踏み出す力にきっとなってくれるはずです。それぞれのペースで、一緒に進みましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

少しでも小森と話してみたいと思っていただけたら嬉しいです。

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