こもれびメモ2024.4.9 棚主さんの消息
棚主のつどいにも参加してくださったことがあるので、ご存じの方もあると思いますが、最高齢の棚主さんだったOさんの訃報が、先月届きました
(90歳超えのハンコの方とは別の方です。Oさんの方が年長でした)。
連絡を取れなくなっていたので心配していましたから、こうしたかたちでも消息が伺えてホッとしています。きちんとしたお手紙をくださったごきょうだいに感謝しています。
秋にお引越しをされると伺っていて、こもれびでも、そのタイミングで小さな棚へ移る予定をされていて、またすぐ来るから、と冊子などをお預かりしたままでした。
単身でご高齢にもかかわらず、お引越しをしなければならない経緯も伺っていて、相談先をご紹介したりもし、そのあいだにお疲れもみえたので、体調を崩されなければよいが、と心配していました。
転居にあたり、自宅の電話番号も変わるので、この際固定電話ではなく、ケータイにしようと思う、また番号を知らせるね、とおっしゃっていました。が、いつ頃来る、と言われていた時期をだいぶ過ぎてもご来店はなく。
新しい住所もうかがえていなかったので(大体の場所はお聞きしていた)、ほかに連絡の手段もなく、元の住所から転送されることに期待して、落ち着かれたらまたお寄りくださいね、とお便りを出しました。
ご自分より半分近く若い人たちに混ざって、好奇心をもって話をきかれ、質問をし、対話を楽しまれている様子が印象に残っています。
最後にお会いしたときは、今はこんな本を書きたいんだ、というようなことをキラキラした目で語られていました。
転居先もこもれびに少し近くなるよ、来やすくなるね、とおっしゃっていたのですが。
とてもすてきなおじいちゃまでした。