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"何もしてないこと” に心がざわついてしまう人へ。「進捗ゼロな一日」を救う方法|すきまコラム

みなさんこんにちは。
趣味は「Amazonのカートに商品入れたまま熟成させること」、こもれびジョニーです!

『フリーランス』


それは「自由」という名の荒波に、救命いかだもなしで、一人サーフィンするようなスリル満点の職業。
サーカスのハイワイヤーを、バランス棒の代わりにMacBookを片手に持って渡るような芸当です。

少しの油断が命取り

▽なぜ僕がフリーランスになったのかを綴った記事はこちら。


一見「好きな時間に好きなだけ働ける」なんて夢のように聞こえますが、実際のところはこう。

「好きな時間に好きなだけサボれてしまう」

自分を律することができるのは自分だけ。だからこそ「頑張ってるはずなのに、結果が全然ついてこない…。」そんな日も、多々あってしまうのが現実。

今日も朝からMac Bookに向かい、さながら「俺は今、地球を救っている」みたいな顔でデスクに張り付いていました。

気分はア⚪︎ンジャーズ

キーボードの音も、なかなかにリズミカル。
まるでジャズドラマーの即興セッションだ。

「今日こそ、史上最高の生産性だわコレ!」と、心の中で大奮起し、自分では「俺、やってる感」を100%感じていたんです。


で、気づけば夕方。


「はぇ?….え……今日、何してたっけ?」


この瞬間の虚無感たるや。

まるで、ボウリングで「これストライク間違いなし!」と投げた豪速球が、華麗にガターへ吸い込まれていくあの心境。心のピンは総倒れです。

やってらんないね。

これはもう、怠惰というより、むしろフリーランスの「罠」とでも言うべきでしょう。

ペースを作るのも、サボるのも、全てが自分の裁量次第。
誰も責めないし、誰も褒めない。だからこそ、頑張ったつもりが空回りしていると気づいた瞬間の虚無感は、何にも代えがたい辛さがあります。

でも、そういう日はもう潔く諦めることにしています。
「開き直りこそが最大の武器だ」と自分に言い聞かせ、私はこう決めました。

「うん、外に出よう。」



| 「地球のショータイム」を見にいく

何も進まない日のデスクは、もはや地雷原。潔く脱出するのが、私の最新戦略です。こんな時にデスクにしがみついても、進歩は幻想。むしろ、心が縮こまるばかりで。

逃げろ逃げろ〜


「何か動けば、何か変わる。」


この楽観的な信条は、僕にとって完全無欠の特効薬です。

いざ、散歩開始。冬の風が容赦なく顔を殴る。イタイヨ!!!

「ちょっと男子~!いつまで進捗ゼロでいるの~?」

ひしひしと頬を打つ風にそうツッコまれている気がする。冷たい上に辛辣とは。この風は絶対、クラスの学級委員タイプだね。

あの頃の記憶が蘇る…


「いやいや、こっちだって色々考えてるんだけど!!」


学生時代に一度はしたであろう言い訳を心の中で唱えつつも、冬風の容赦ない一撃に思わずうなだれそうになる。冬の風、なんて遠慮がないんだ。

でも、ふと見上げた夕空に心が和らぎました。

雲も綿菓子みたいにふわっふわ。

オレンジから紫に溶け合うグラデーション。
気まぐれな画家がカラーパレットをひっくり返したような夕空。思わず、心の中で叫びます。

「おい、地球!きみは今日もいい仕事してるな!!」

地球はわれわれ人類がもたらした数々の環境汚染にもめげず、毎日こんな壮大なショーを提供してくれる。勤勉な地球のワーカホリックぶりに感服しつつ、こちらは完全にサボり中。


|"怠惰"という名の哲学


駐車場で、昼寝中の猫を発見。この猫、よく近所に出没するお知り合いの猫。寒さなんてどこ吹く風、ぴったり丸まって、世界から一時的にログアウト中です。

「あぁ、お前ね」みたいに見てくる

その姿、まるで「自分の世界に没頭する達人」。周囲の喧騒や冷気なんて気にせず、ただそこにいるだけで完璧な存在感を放っている。猫ってすごい。動かないのに、無駄にオーラがあります。

「お前、なんでそんなに堂々としてんだよ?」と心の中でツッコミを入れつつ、しばらく眺めてしまう。

猫がふと、片目を薄く開けてこちらを見る。その視線は「なんでそんな必死な顔してんの?」と言いたげで、思わず苦笑い。う〜ん、こっちだって色々考えてるんだけどさ。

野良猫の立ち居ふるまいは「何かをやらねば」というプレッシャーを緩めてくれる気がする。彼らは、そこにいるだけで「何もしなくてもいい日があってもいいんだぜ」と教えてくれる。静かな師匠のような存在。

師匠、今日もありがとう!


|今日も地球と猫が救ってくれた。

散歩から帰宅し、デスクに戻ると、不思議と気分が軽くなっている。

ひといきついてMacBookを開き、今日やったことを振り返ってみると、
「あれ、意外と頑張ってたじゃん」と気づく瞬間があります。

案外、何もやっていないんじゃなくて、「とにかくやらねば!」が先行し過ぎて、ちゃんと出来ていたことに、ただ気づいていなかっただけかもしれない。心がリフレッシュすると、見え方が変わるんですよね。

そして、もし何も進まなかったとしても、それもまたOK。
(ということにしようよ。)

外に出て、空を見上げて、猫に会う。これだけでも、十分「今日」という日を生きたと言えるんじゃないでしょうか。

だから、もし「今日はダメだ」と思う日があったら、ちょっと外に出てみてください。冷たい風に叱られ、ワーカホリックな地球を感じ、猫の怠惰に癒される。そうすれば、気づけば作業効率が上がるかもしれないし、何なら「自分、ちゃんとやれてるじゃん」に気づけるかもしれません。

地球が変わらぬ営みを続け、その上で猫が自由気ままに過ごすように、フリーランスもまた、自分のペースを見つけ、許しながら進むことが大切なのかもしれません。

さて、本日はここまで。
今日も最後までお付き合いくださりありがとうございました!

日々のサイクルを少しずつ整えながら、頑張って生きていきます!!!

それではまた遊びにきてくださいね〜^^


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