【うつ病日記 7 】薬について
6/13
月曜日は、ウォーキングをして少し気が晴れたが、やっぱり泣いた。泣く時は家族の前で泣いてと言われているのに、結局リビングのはしっこで丸くなってしまう。
(ネズミも、ストレスを与えられると部屋のはしっこで動かなくなるらしい。)
6/14
火曜日も、出かける前に苦しくなって、帰ってきてから泣いた。特に電車の中で涙がでてくる。
6/15
水曜日は、髪をばっさり切って気分を変えてみた。比較的気分は良い方だった。忙しかったからかも。やることが多いと辛くなる時間が少なくなる。
先週の月曜日からずっと、人に会いたくないし、ずっと苦しい。
人に会ってしたいこともたくさんあるのに、どうしても嫌で涙がでてくる。感情に蓋をされているようで、心から笑えない。負の感情が前に、前に出てしまう。
薬は効いていないみたい。
でも、とてつもなく眠い。ひどい時は歩きながら寝てしまう。そのせいで、またできないことが増えていく。こんな自分が嫌だ。
メンタルクリニックにて
以下のようなことを先生に聞いた。
・人に会いたくない
・電車にのると胸が苦しくなる
・泣く回数が増えた
・眠い
・苦しくなってからどうやって抜け出せばいいかわからない
・薬はいつ効くのか
先生は何を話しても、優しく聞いてくれる。そして、今の状況が病気のせいなんだと念を押す。みんな、こういう症状があるんだと。私が悪いんじゃないと。
薬は、セロトニンという気分を安定させる脳内物質の働きを助けるものだと教えてくれた。そしてそれは体の中に少しずつ溜まっていくものだからすぐに目に見える効果があるわけではないと説明した。また、気分を安定させるのでリラックス効果があるため、服用初期は眠くなりやすいんだと話していた。
そうは言われても、やっぱり何もできない自分が嫌いだったし、薬が溜まっている実感も湧かなかった。けど、先生を信じることしかできないこともわかっていた。
(今となっても、薬が劇的に効いた実感はないです。今は治ったけれど、なぜ治ったのか正確な理由はわかりません。なので、薬を服用していなかったらもっと長引いたかもしれないと思うと、やっぱり飲んでいてよかったと思います。それに、薬を飲んでいることで、目に見えない力がどこかで働いているんだと安心が得られました。)