世界一かわいい男の子が家族になった日。
息子が生まれたときの気持ちは、きっとずっと忘れないし、忘れたくないからここに書き留めとこうと思う。
ずっとお腹の中にいてくれた男の子にやっと会えたっていう気持ちと、頑張って出てきてくれてありがとう、わたしたちのところに生まれてきてくれてありがとうって気持ちで胸がいっぱいになった。
いままで知らなかった、本当に幸せな気持ち。
そのすぐあと、新生児科の先生から伝えられた
左耳はすごく小さくて、右耳は耳の形がなくて、穴があるだけ。
手も、指がすごく小さいところがあるとのこと。
このときは、そんなに大変なことだと思ってなかった。
受け入れられてなかったのかも。
とにかく、生まれてきてくれた息子がかわいくて、ちっちゃい体で一生懸命息して生きようとしてるだけで、涙が出た。
なにがあってもこの子を守って行こう、どんなときも味方でいて、この子の人生が幸せなものになるようにしようって思った。
こんな気持ちをわたしに経験させてくれただけでも、この子に一生分の親孝行してもらった気分だった。
生まれるって、すごい尊いことなんだって知った。