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娘には”自分でやらなきゃ病”ではなく人を頼れる子になって欲しい。

突然ですが、あなたは兄弟の何番目でしたか?
私は長女です。

長子によくある「ちゃんとしなきゃ」という思い込み
なんというか親からの期待というか責任感というか…ありますよね。

人を頼ってはいけない
自分でやらなきゃ
ちゃんとやらなきゃ

三つ子の魂、100まで。
大人になってからもこの思い込みのせいで、ずいぶん苦しめられました。
今日はそうした呪いから解放されましょうという話です。

長男である夫の口癖「ちゃんとやれよ」


夫の口癖でね
「ちゃんとやってくれよ」というのがあるんですけど
 
完全無視しています。
 
ひとりで出来ることはやってくれ、と。
甘えるな、頼るな、と。
 
いや~それって
「長男の呪い(長女の呪い)」だよね。
 
 
「ひとりで頑張らないといけない」
「助けを求めてはいけない」
「成長には苦労がつきもの」
 
 

これからの時代、ちゃんとやろう教は大変


長男長女を育てている皆さん、
あるいは自分が長子というお友達、
そういう隠れた前提、ありません?
 
あるある。
 
私にもありますよ。
 
でもこれからの時代、
そういう前提を持って社会に出ると
ものすごく苦労する気がする。
 
あるいは、
面倒なことを押し付けたいだけの人に
いいように使われてしまう。(経験あり)
 
私は、娘にこの呪いが罹らないように
そういう前提と真逆の生き方を選択しています。
 

「1人でちゃんとできる」はおごりである


私も長女だからそういう気質があった
「1人で出来るはず」って思ってがんばった。
 
でもそれは言い方を変えると「おごり」です。
 
・自分の能力への過信
・問題を矮小化している
・自己と他者への不信
 
そうしたものの結果が
「ひとりで頑張らなきゃ」
 
だと思うのです。
(これ夫に全部は言ってないけど、小出しにしてます。)
 
「ちゃんとやるべき」

そんな前提で夫に要求されることが
ことごとく私の記憶に残らなくて

「若年性アルツハイマーか!」

っていわれてるんだけど
それが重要じゃないから
覚えてないだけなんです。
 
ビックリするほど、短期記憶に残らなくて
5秒前のことが覚えられてない。


産後、接する大人が夫だけだと洗脳されるけれど

子育てをしながら、恥ずかしながら 
「娘のためにもちゃんとしてくれ」
「そのくらいできないのか」
と、夫には日々ダメ出しされる私です。

…が、私には他の世界があります。
クライアント様やチームのメンバーに
「天才!」と言ってもらえることが多くて
 
私のセルフイメージは
「天才の革命家」です。笑

会社員時代も、ちゃんと教の方々に
お説教される日々でしたが
独立してしまった今では
自分の強みに集中して、応援してくれる人しかいないのです。
 

ちゃんと教と、人を頼ろう教のせめぎ合い

複数の人間が同じ空間にいるときに
隠れた前提は、無言のつばぜり合いをしています。
 
どちらが勝つかは、
その前提に確信の強い方なんですよね。
 
私は日々、よい自分のセルフイメージの確信を
高めてくれる人と一緒に過ごします。
 
夫が「ちゃんとしろ教」なら
私は「人を頼ろう教」です。
 
家庭内で夫としか触れてないと
「ちゃんとしろ教」に洗脳されてしまうので
 
天才!と褒めてくれる私の仲間と一緒に過ごしています。
 

もちろん、夫のことは大好きです。
私と娘を思って「ちゃんと教」の布教に熱心です。

でも、夫もちゃんと教は時々苦しそうなんですよね。
仕事の大変なとき、ちゃんと他の人に頼っているのか?

(聞いたら、「俺の仕事は1人でするもんだ」と)


夫が熱心にちゃんと教を布教してくるのと同じくらい
私は言葉以外で、彼に「人を頼ろう教」を布教しています。

そうしたら段々、
夫も私を頼るようになってきましたよ😆

ちょっとずつ私に弱みも見せてくれるようになりました。
面白くないですか??
無意識下では、私が競り勝ってる笑
 

無意識の前提に自覚的になろう


この無意識の前提が
自分を閉じ込める鎖になってしまうから
いつもそういう前提には自覚的になっておきたい。
 
そう思ったのは、実家を出ようと思った時と
いまだに時々、夢を見るんですけど
 
5年前くらいに地方に温泉に行ったときに
そこで一緒になったおばあさんとの会話。
 
「娘が職場でパワハラにあって自殺してしまった」
という話をされたんです。
 
お姉さんと弟の2人姉弟で、
2人とも最初は地元の小さなメーカーに就職。
 
弟さんが独立したら
社長からお姉さんへのいやがらせが始まって
 
「お前が辞めたら弟が仕事できんようにしてやる」
って言われて、お姉さんは陰湿ないじめに耐えていたそう。
 
でも、とうとうお姉さんは平日の午後、
早退してかえってきて、その日のうちに自宅で自殺をしてしまったそうなんです。
 
早退してきて、元気がなかったんだけど
私があの日声をかけてたら、って泣くんです。
 
って、初対面の私に言うんです。
 
重い…突然になぜ…と思ったんですが、
私がそのお姉さんと同じくらいの年だったそうで。
 
いまはもうどこの誰だかも分からない
おばあさんなんですけど、
それを聞いて、ほんとうに悔しいなと思って。
 
絶対に会社のほうがオカシイのに
他をみることができなくて、
選択肢が無くて
それが世界のすべてになって
人生詰んでしまうような気持ちになって。
 
どうしたって理不尽でモラハラで相手がオカシイのに
それしか選択できない、という状況を無くしたい。
 
とくに田舎で。
 
そして、家庭内で。
  
自分が母親になったとたん
社会から断絶されて
家庭(親と夫だけ)に囲まれてしまって
ややもうれば洗脳されやすいんだけど
 
一歩外に出てみれば
違う選択をしている人はゴマンといて
「そんなのオカシイ」って絶対に分かるはず
 
会って話すことができなくても
こうして文章で目に触れることができれば
ちょっとだけチャットで会話できれば
 
そんな風に思うんです
 
新潟の温泉で聞いた
名前も知らないおばあさんの娘さんのような人も
 
私みたいな人間とちょっと出会っていたら
何か違ったかもしれないな、と思うのは
自分を過信しすぎなのかも知れないけど
 
違う選択が山ほどあるんだよってことを
どうにかして伝えたいです
 

私がコミュニティを仕事にしている理由


コミュニティを作ったり
参加するのをオススメしているのは
 
そういった”ムラ社会”に
心が監禁状態にされている状況から
救い出してくれるからです。
 
娯楽が何も無さ過ぎて
結婚相手が公務員かヤンキーか自営業者かで
小学生が妊娠しちゃうような町から抜け出したい!
 
そう思って30年、飛び出してきたけど
最近あらためてその想いを強く再確認。
  
 
私憤を義憤に、義憤を公憤に。
好きなNPOの代表の言葉です。


追記:「ちゃんと教」を卒業するのにオススメの本


追記:やっぱり夫に「なんでこんなこともできないのか」と言われたら


さっき洋服がほころびて
裁縫セットを使うことがあったんだけど、
私は持ってなくて。

夫が持っている裁縫セットを貸してもらったら
 
夫「裁縫セットも持たずに嫁入りするなんてひどい女だぜ」
 
と言うから、
 
「裁縫セットがなくても、
 片付けができなくても、結婚してしまうくらい
 私が魅力的だったんでしょう♪おほほ」
 
と返しておきました。
 
みんな、これは夫にディスられたときに使ってください。
 
「お前は~~がダメだ」
 
   ↓↓↓
 
「そんな~~なんてぶっ飛ばして結婚してしまうくらい
 私が魅力的だったのね」
 
アガりますよ♪
 
夫は何も言えなくなりますw(あきれてw

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