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現代人の腸のデトックスの必要性

みなさまこんにちは(*´-`)今回は現代人の腸内環境とデトックスの必要性についてざっくりまとめてみました!


現代人の腸内環境が悪化している!?

腸の解剖や仕組みから、腸と健康には深いかかわりがあることがご理解いただけたかと思いますが、腸内環境が乱れている人が増えているといわれています。

原因は、食の欧米化や、経済発展により消化に悪い食べ物の摂取や、過食気味の人が増え、消化が追いつかない状態である人が増えたためと考えられます。本来であれば排泄されるべき不要なものが体の外に排泄できず腸の中にとどまると、腐敗して毒素となり、体に悪影響を及ぼします。栄養を吸収するはたらきのある腸の絨毛に毒素がたまった状態では、必要な栄養素も取り込めません。栄養素が不足すると、細胞全体の機能が落ちていき、他の内臓や髪や爪など体の末端にまで栄養が届かないため、 肌荒れや疲れやすいなどの不調を引き起こす原因となります。また、免疫力の低下から、ウイルスや細菌などの外敵と闘う力もなくなっていき、多くの病気を引き起こす原因にもなります。このことからも、腸内環境を整えることが健康維持の基本であることがわかります。


デトックスの必要性

体内でもっとも不要なものが溜まっている場所が腸であり、腸内で排泄できなかったものが腐敗して体内で毒素となることを説明しました。

しかし、毒素は体内で発生する以外にも、身の回りにたくさん潜んでおり、日常の生活環境で知らず知らずのうちに体内に取り込まれています。食品添加物や排気ガスもそうですし、ストレスによる活性酸素も体に悪影響を及ぼす毒素となりえます。

しかし、本来身体には解毒作用も備わっており自然と不要なものは排泄される仕組みが整っています。臓器の中で言うと主に肝臓が解毒の役割を担っており、肝臓には、体内に取り込まれたアルコールや薬物、細菌や毒素などを分解して、毒性の少ない水溶性の物質に変換する働きがあります。そして、腎臓からは尿として、腸からは便として人体に不要なものが排出される仕組みになっています。

このように、不要なものを排出したり、体内で解毒したりといった本来の体の働きがしっかりと機能していればちょっとやそっとの毒素(有害物質)は無毒化され、体外に排泄されます。

解毒作用が追いつかない現代人

しかし現代人は身体の毒素排出機能が、現代の生活環境によって弱まり、生体内に入れた毒素(有害物)を、中和あるいは排出できないでいる状況にある人が多く、便秘やだるさ、などの不定愁訴がある場合も毒素をため込んでいる証拠と言えます。中和、排泄可能以上の毒素が体に入り、毒素を体内に蓄積することを「体内蓄積」と言いますが、体内に蓄積した環境由来の有害物質が、癌疾患全体の6〜8割に影響を与えているとも言われています(WHO世界保健機構 1995)

このように、現代人は、排泄機能・解毒機能が追い付いていない状況にある人も多く、かつ毒素は身の回りに存在し存在を断つことは困難であると考えられるため、生きていく上では、すべての人にデトックスが必要といっても過言ではありません。

毒素はどこから出て行く!?

ちなみに、毒素はどこからどの程度排出されているか、割合は以下の通りです。
便(75%)

尿(20%)

汗(3%)

爪(1%)

髪(1%)

実はほとんどの毒素は便として排出されています。岩盤浴やホットヨガで汗をかくことでも、すっきりとした体感や、代謝が上がることからデトックス効果が大きいと言われていますが、圧倒的に比率が違いますね。このように腸には沢山の毒素が溜まっている状態なので、排泄できなくなると不調が起こるのです。便秘が万病のもとと言われるのも納得がいくと思います。

以上のことから、腸には栄養の消化吸収の他に、免疫の働きや精神状態を安定させることなど、健康維持に欠かせない働きが沢山あること、また、腸内環境を整え、デトックスを意識することが大切であることがご理解いただけたかと思います。


お読みいただきありがとうございました(*´-`)