【トロントワーホリ奮闘記】最低限で生きることを学んだ1ヶ月半のシェアハウス生活
日本は本当にすごいという話をまたしてしまうけれど、
日本は140円でコーヒー飲めるし、
200円でハンバーガーが食べれるし、
コンビニで500円でしっかりお弁当とか食べれるし、
牛丼だって食べれるし、
800円でラーメン食べれるし、
スーパーでパンは100円だし、
惣菜だって買えて、
今日ちょっともう疲れたしコンビニご飯でいいやってできる。
“でいいや”って思える。
でも、カナダはまずまず持って1ドルでできることないし、
スーパーでも大体なんでも安くて3ドルとか、
ってことは約300円以上という高い生活水準で、
税金もかかるからなお高いし、
1杯のラーメンでチップ抜き17ドルとかする中で
生きていかなきゃいけない。
そうなると、まあコスパ重視で物を買うことになるから
とにかく1食あたりが1ドル以下になるようにご飯を食べようとすると
<朝>
コーンフレーク
牛乳
<昼>
パン2枚
チーズかペパロニあれば乗せる
<夜>
インスタントラーメンか
パスタか
キッチン使えない時は朝と昼と同じ
ちょっとタンパク質ないしツナ缶買ってみよ、とか
袋サラダ半額だから4等分して朝食べれるな、とか
ヨーグルト日割りしたら安いから食べとくか、とか
りんご袋今週安いから買って食べたら食物繊維大丈夫かな、とか
そんなことを考えて日々約1ヶ月半、
自分を騙しつつ過ごしてきた
それでもお腹は空くし、
私はお腹が空くと心がざわざわしたり、
自分のマインド管理ができなくなるがわかってるので
この食材の1日の食べる限度は決めないというところで妥協点を打った。
お腹が空いたらチーズを齧ったり、
パンを齧ったり、
りんご2個食べたり。
たまに、頑張った日は、安いパン屋さんのパンとコーヒーとか、ホットドッグとかを買って。
それでも、コーヒーだけで600円も700円もかかって、
スタバなんて怖くて入れない。
日本だったら絶対こんなことなかったなぁ。
私は食べることについては自分に甘いので、
いくらでも食べられたし、
友達だっていたから、ご飯に行ったりしてすごして。
スタバなんて月に何度行ったんだろう。
贅沢だ、幸せすぎる生き方だったことを思い知らされる。
でもこういう苦労ですら今は本当にありがたく思う。
今までが幸せなほどスムーズに生きてたんだ。
食べるものも仕事探しも苦労したことなかった。
選べる自由があった。
バカで勉強できなくても高校に行けたし、
専門学校だっていかせてもらえた。
結婚だってできたし、
結婚式も到底あげられるはずがないのに、
キャンペーンに当たるし。
ここまで何不自由ない生活をしてきた。
こうして新しい土地で、
生きるということを必死にやって、
仕事が見つからなくて焦る気持ちや不安、
食べ物が買えなくて、必死に我慢したり、
他のシェアハウスメイトの食材が冷蔵庫で充実しているのをみて、
いいなぁ、これ食べたいなぁ
お肉買えるなんてすごいなぁ
冷凍ご飯作れていいなぁ
なんて、思ったり。
そんな些細なこと一つ、
ここに来るまで知らなかった。
知らなくてよかったかもしれないことだけど
知れて良かったと思う。
可愛い子には旅をさせよとよく言ったものだけど、
こういうことなのかも知れない。
(自分が可愛いとかそういうことではなく)
一生懸命、生きることをやってみるのは
20代前半の私には無理だった。
弱すぎた。
甘えすぎた。
必死すぎた。
いつか自分にも子供が生まれたら、
こんな苦労ですらありがたいと思えるような
そんな幸せな普通の日常と、
苦労があってこその幸せもあることを教えたいなぁって思う。
そんな1ヶ月半のシェアハウス生活を改めて思い返して、
今は想像できないほどご飯に恵まれていることにも感謝が尽きない。