【3日目】 ※またまた長いですよ。
まだ張り詰めたままのテンションではあったものの、時差ボケを治さねばと目覚めたのは朝3時。
寝たいけど、眠れず、カナダで必要な資格の講座を消化しつつ、気づいたら6時。
ここで、寝たら時差ボケが治らない!!!と思い、今日は外でやりたかったことを消化しようと8時には家を出た。
カナダの日の出は7時半ごろなので、早朝のひんやりとした透き通るような朝、初めての外出ともあって緊張はしていたものの、外の素晴らしさに心穏やかな気持ちで1日がスタート。
カナダに来る前に国際免許証の発行はしてもらったものの、実はカナダでは60日しか有効でないということを知り、パスポート以外の個人証明書類がないのも困るので、まずは日本領事館に行くために初めてのダウンタウンへ。
シェアハウスからはバスと地下鉄で行けるようで、バス停に向かうとアジア人がいなくてちょっと驚き(当たり前)
天使にラブソングを2やハイスクールミュージカルに出てきそうな、何歳なのか全然わからない女子学生がテンションぶち上げて話してる。
本当に、映画みたいにちょっかいかけられたらきゃーとか、どこにいても本気で叫ぶんだな…とパーソナリティの違いに驚きつつバスを待つ。
カナダのバスシステムは今の所、すごくわかりやすくて(Google mapsのおかげもあるけど)乗るバスの番号がバス停にしっかり書いてあるから、間違えずに乗れるし、プレストカードというSuicaみたいなカードが本当に便利。
一度タッチすると3.3ドル引かれるけれど、最初にタッチした後2時間ほどは乗り放題になって、地下鉄とバスの乗り継ぎや、買い物後2時間経ってなければそのままタダで乗れたりする。
(5日目に気づくのだけれど、もし残高が足りなくなっていても、カードに記録されていて、次チャージするときに最初にマイナス分が精算されるという形のようで、残高足りませんびびーーー!!って焦ることなく乗れるのがとても感動した)
うーむ便利。こりゃ便利。
とってもわかりやすいし、細かくバス停があるし、駅には辿り着けるし。
バスターミナルも同じで、番号さえわかっていれば、そこで待ってればいいから、日本も似たようなシステムなのだし、もっとバス番号をわかりやすくバス停に書けばいいのにと思った。
何はともあれバスも乗り、地下鉄も札幌と似ていて、南北線と東西線があるぐらいの感じだから、本当にわかりやすくてありがたい。
ダウンタウンを歩きたかったので本当はもっと近い駅があるけれど、メインのUnion駅で降りて駅を出てすぐ、映画のような世界に圧倒された。
これぞ海外というような高層ビルと古いデザインの建物、外のサインは全部英語、そして左を向くとCNタワー(カナダのめっちゃ高いタワー)を発見してうおおおおおおおおおって思った。(多分口にも出てた)
足取りが軽い、全てがかっこいい。
なんて世界だ!!!!!
ひとつひとつに感動しながら、歩いていると街中どこを歩いていても美味しいパンの匂い。
葉っぱが合法のカナダでは、そこら中葉っぱ臭いと聞いていたけれど、今のところそんなことはなく。
こんなに美味しい匂いがずっとするなんて幸せな国だなぁとおもいつつ、みんなコーヒーのカップを持って出勤していて、プラダを着た悪魔の出勤シーンのような気持ちで歩いていた。
さて、何はともあれ免許だと、日本領事館の入っているビルにつくも、日本のように案内が書かれているわけでもなく。
階数がわからない……と調べてみるもよくわからず。
ポチポチと領事館のサイトを見ていたら【予約制を取り入れております】の一言。
おいおいまさかな、と見てみたら事前予約が必要な上予約は電話のみ。
はいお疲れ様でーーーすカナダの電話番号ももってないから予約もできませーーーん!
いつもこう。ね?なんで先に調べてから来ないの?
いやだって領事館だものいつだって受け入れてると思うじゃん?
なんでいつも思い込んで突き進むの?
おっしゃる通りでございます。
ダウンタウンに来るのは免許のためだけだったからり初っ端から予定がまっさら。
これは探検するしかないとモリモリ歩いていたら、凄く古くて大きな建物が遠くに見えた。
一見時計台のように見えるそれが気になって、あそこまで行ってみようとさらにモリモリ歩いた。
道中はオフィス街のためか、特になんのお店もなく、高層ビル街にチビの日本人がひたすらせっせか歩いてる図を想像してほしい。
そして、やっと辿り着いた古い時計台は、なんと古い市役所で、新しい市役所のすぐ近くにあった。
古い市役所がそのまま残されているなんて、道庁と似てるなぁーなんて思いながら、あまりの素敵な出立ちにホワホワしながら横を向くと街のシンボルマークにも描かれているCity hallが!
うおあーーーーーーでっけえええええええ
そしてなんだこのクラブミュージック!?
ボンッボンッボンと内臓に響くような音がずっと歩いてる間もしてると思ったけれど、まさか市役所の真ん前だったとは。
しかも平日の朝。
自由な街だなぁ…………と驚きを隠せぬまま、City hallの前のトロントサインでパシャリ。
うーむ、本当に来てしまったんだなぁトロント。
なんとなく今日は満足して、今度はまたズンズカ歩いて違う駅まで梯子して街並みを楽しみながら帰路へ。
あとは銀行開設と必需品の調達だ。
ここからはまた緊張モード。
家の徒歩3分ぐらいのところになんでもドラッグストアと作りたい銀行は揃ってたから、場所は大丈夫。
問題はうまく話せるかどうか。
いざ行かんと銀行に足を踏み入れたけれど人があんまりいない。
それでもカウンターに行ってなんとか口座を作りたい旨を伝えたら、なんだかよくわからんが30分したらきてくれと言われた。
そしたら必需品買うかと乗り込んだスーパーの物価がとにかく高い!!!!
なんだこれは!!!!
フィリピン戻りの私からするとマジで異次元レベルで高い。
頭の中でいっぱい考えて、とにかく安く長く食いつなげるものを買って仕事が見つかるまでは食い繋ごう。
その日買えたのはパンと牛乳とコンフレークとクラッカー。
あとは洗剤やらトイレットペーパーやらを買い込んだ。
結構な量になってしまって、汗だくで銀行に戻ると、かっこいいお姉さんが対応してくれることになった。
個室で緊張しながら座っていると、お姉さんが少しだけ話してくれた。
なんで日本も素敵な国なのに、カナダにきたの?
今はかなり仕事を見つけるのが難しいよ。
移民を受け入れすぎたから。
と情勢まで教えてくれた。
クールな方だったけど、素敵な方だった。
もっと話したかったな、うまくできなくて反省。
それでも銀行アカウントもクレジットカードも作ってくれて、クレジットカードは後日郵送されるからアクティベートするときは助けられるよと言ってもらった。
よし、とにかく今日の任務終了。
よくやった!!!無事に終えたはずの今日。
なんなら今書いてても、普通に一生懸命生きていたはずなのに、次の日突然変化が訪れた。
よくやった!!!無事に終えたはずの今日。
なんなら今書いてても、普通に一生懸命生きていたはずなのに、次の日突然変化が訪れた。