大好きな映画
詩を書かなくては死んでしまう
それは幻想だよ
食べ物と飲み物と着る服くらいあれば
生きているはずだよ
瀕死の人が
気力を保つために書く
そういう場合以外には
書かなくては死んでしまうなんて
ないよ
それではなぜ書くのだろう
お金をもらっている訳でもないのにね
書きたいから書く
それだけ
なぜ書きたいのだろう
わからない
急に思い出した
昔観た大好きな映画
『心の杖として鏡として』
精神科病院で
絵を描いたり
物を造ったり
している人たちのドキュメンタリー映画
そうだね
杖として
鏡として
私も詩を書いているのかもしれない
倒れてしまわないように
姿を見失わないように
死んでしまわない為にでなく
生きていく為に
あの映画を
また観たい