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採用力向上事業キックオフセミナーを終えて

昨日の採用力向上セミナーは約40人以上の方にお越しいただきました。

コロナ中は、スカスカの会場だったり、マスクで表情が見えない人に向けて喋ったり、はたまたオンラインで喋ることが多かったので、生身の人、40人ってこんな感じだったなーと、感慨深い気持ちになりました。

で、このセミナー、沖縄県の事業の一環でしたので会場に県庁の方も2~3名来ておられました。
そして終わったあと、沖縄県の人手不足のあれこれをまとめている担当の方と「現場感の意見がほしい」とのことで、あれこれ意見交換しました。
セミナー会場で。そのまま。みんなが帰ったあとw30分くらい。

統計データ的にはここ数年
生産人口も、求人の数も、そんなに変わっていないそうです。
それなのに、ここにきて、各所から「人手不足」というのは、何なんだろう。という問いがありました。

極端に人が減っているか、仕事の数が増えてないと
おかしいはずなのに、数字的にはそんなに変わっていない。
たしかに謎ですよね。

考えられる1つ要因としてお答えしたのは
「求人するとき、企業がみんなハロワ使うわけじゃないすよ。」
です。

ハローワークに求人出している企業は、肌感覚半分以下。
いや、本当はほしい、こんな人がいたらなーという潜在的な事業者側の求人数を含めると、ハローワークに出ている求人数なんて全体の25%もあるかな?と感じてます。

今回、県の担当者の方のデータは
求人数=ハロワに出ている求人票の数 なので
まずここら辺が実態と大きく違うでしょうね。

逆に求職者数。
こちらも、仕事探している人がみんなハローワークにいくわけではありません。

これも、潜在的な求職者を合わせれば、ハローワークに行っている人って全体の何%なんだろ?って思っちゃいます。

今回の県庁の方、ここら辺のことは薄々、気づいておられて
「やっぱりそうですよねー!」と、仰ってました。
公務員嫌いのみなさん、僕、声を大にして言いたいけど
たいていの方々はみなさん、やっぱり優秀で常識的です。

Twitterで国を憂いている暇があるなら、しっかり彼ら彼女にマクロな仕事はまかせて、民間の我々はしっかり目の前のことに注力しましょうや。とか思ってしまいます。

最後に、こうも言っておきました。
そもそも、人1人が1つの職場で1つの仕事する。という前提があるから、
人の数と仕事の数のバランスで、「人手不足かどうか」を測るってことになってますが

人口が減っていく時代に、
1人の人間が、3つの事業所での役割を掛け持ちしたりする。
フリーランスでありながら、3つの会社に携わる。
なんてことも、視野に入れておかないと、そりゃ数字と実態はどんどん合わなくなると思いますー。とか言っておきました。

つまり沖縄の非正規雇用率が高いことは、一概に問題ではないかもよ、と。
同一労働同一賃金で、守ってあげた方がいい人は、当たり前に行政の手助けは続けるとして

望んで、正規雇用を選ばない人だって増えていく。
企業としてはそんな労働力もいるんだから
終身雇用、正規雇用、だけが企業の責任。なんて思っていたら、人手不足は解決しないフェーズに入っているんだと思います。

参考まで。

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