沖縄県庁職員の退職者や内定辞退者が増えているというニュースについて
沖縄県庁職員の退職者や内定辞退者が増えているー。というニュース。
記事を読むと、
・業務量が多いし、異動が少ない市町村に流れている。
・コロナなど災害級の業務が増えた。
ということが要因らしいです。
採用コンサルタント的には、これ。県庁じゃなくても、退職者が続いている事業者さんあるあるだなぁと感じます。
それは辞めていった人たちの辞めていく理由ばかりを追いかけて、そこで働き続けている人たちの、そこで働く理由は全然リサーチできていない。ってところです。
フラれる理由とモテる理由は、全く別です。
フラれる理由を言語化しただけでは、モテる理由にはならんのです。
ホント、日本人の悪いところ。
失敗や課題のリサーチだけして、言語化して、自信をなくして、アクションは起こさない。
レンアイに喩えると、モテない理由、フラれた原因だけ分析して、しょんぼりスマホ占いだけみている乙女の如しです。
昨年、採用をサポートした事業者も同じでした。
「うちは離島出張があるから若い人が嫌がって採用できない。」とお嘆きだったのですが、
むしろ離島出張を強みに変えました。だってお手当すっごいいいんだもん。
「旦那元気で、留守がいい。」家庭だってあるのです。
なのに、離島出張があるから。離島出張があるからと、呪いのようにおっしゃっておられました。
リサーチしていると案の定、そこに残って働いている人は離島出張を苦にしていない方々。
弱みは強みでもあったのです。
問題は、離島出張を隠して、隠して、入ってから伝えていたこと。そりゃミスマッチや早期退職は起こるでしょうが。
今は、求人広告とリクルートサイトで先に堂々と発信してもらっています。
発信内容と、その相手と、届けるアプローチが大事。
さて県庁職員さんのニュース。
私が気になったのは、ここ。
要は専門職の中途採用組に、辞退者が多いってことなのでしょう。
つまり、県庁職員も比べられて、断られる。
もしくは詳しく説明聞いてみたら
「そんな職場だとは思わなかった。だったらやめとこう」
となっているのかもしれません。
レンアイに喩えると
周囲の評判は良い、モテモテ君。初デートしてみると、めっちゃ面白みのない男で、幻滅。ってとこでしょうか。
対策としては、
まず以前のような一番人気のモテ男ではないという自覚を持って、採用に取り組むこと。
そして、初デートでいきなり、上から目線になってしまう今までのやり方を見直す必要があることでしょう。
えっと、県人事局の方。同じく県の雇用政策課の予算で採用力向上モデル事業ってのがありまして、5月31日を皮切りに各地でセミナーするので、申し込んでみられてはいかがでしょうかw
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1358722