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まだまだ自分たちでなんとかしたい家族経営企業の採用について

沖縄の採用を語るうえで、忘れちゃいけないのが「家族経営型採用」です。
お父さんが社長、お母さんが経理。息子が継いでいて、社員やパートが数名の10名以下の事業者さん。

もれなく、こういう規模の事業者さんも積み重ねた信頼で仕事はあるけど、人が足りない。と言ってお困りです。
こう聞くと血の通っていない経営コンサルなんかは、すぐに
事業承継だー。とかM&Aだー。とか外国人雇用だー。とか言って答えを急ぎますが、僕は採用コンサルです。まだまだ自分たちでどうにかしたい意志があるからこそ、ご相談いただいてるわけで、そこはもうちょっと寄り添いますw

なにせ僕自身の実家が家族経営の書店ですからね。
ロジックばかりではない事業体があるってことを身をもって知っています。

僕の実家です



で、家族経営型の採用の難しいところは、ズバリ
「それ、家族だから成り立っているでしょ?」
というめちゃくちゃ独特で高度なコミットが土台や基準になっていることです。

家族だから、休み関係なく働ける。
家族だから、阿吽の呼吸で働ける。
家族だから、うまくいくまで頑張れる…。

ただ、条件面で雇われた人から見ると、それはそれはブラック企業かもしくは、やりがい搾取企業に感じてしまう地雷がそこかしこに埋まっています。

実際は本当にブラック企業ではなく休みも給与もしっかりしている事業者さんばかりなのですが、なにせ意識が違いますからね…。家族と従業員の間に深い深い溝ができていて、なかなか分かり合えない。結果定着しない。残るのは家族ばかり…。となってしまうわけです。

というわけで、家族経営型の事業者ほど、条件面で釣ろうなんでせずに、マインドマッチな採用を目指すべきなんです。
甥っ子のような若手。
息子の嫁さんにしたいくらい大事な女性社員。
親戚に一人はいる世話焼きおばさん。
いざという時は頼りになる無口なおじさん。

そんな風な意識で採用活動をやっていくことが肝になるのですが…

家族型経営のみなさんこそ、なんか変に一般企業を意識して、普通の会社たろうとしてしまい、中途半端な経営方針をウリにしがちです。

良くも悪くも家族で働ていることは事実なんだから
そこに誇りと自信を持ってほしい。
このタイプの事業者さんの採用はそういうところから始めたりします。

参考にしてください。現場からは以上でーす。

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