ビジネスモデルには雇用の仕方も含まれている。
昨日、家族で本部町からの帰り道。
名護あたりを通っていると、以前採用をコンサルした事業者さんのことを思い出しました。
もうね、沖縄県内中にコンサル先があるので、ドライブ中に過去の仕事を思い出すのは小宮あるあるですw
採用コンサルの特徴は、採用がうまくいったら契約というか仕事が終わる。ということです。
「コンサルタント業」って、一般的には年間契約や長期契約を狙って、数社に絞ってやっていく方が安定する。と言われています。
が、僕は性格上、それだと飽きるんですね。
あと、いろんな事業者や人で出会って
「へー!こんな人たちがいるんだーー!」という感動を
エネルギーの源泉にしているため
仕事が終わったら、結果を出したら、はい、次ー。というやり方が好きなんですね。
その代わり、そのビジネスモデルでは常に新規の契約先がいないといけないので、不安定っちゃあ、不安定。
うーん…とそんなレンアイ型Ⓡ採用コンサルの構造的な悩みを思い出しながら
以前、採用難の課題を解決に導いた名護の事業者さんに
継続の契約を迫る、メールをしたことを思い出しました。
結果も出している。印象もいい。相性もいい。
普通のコンサルならそういうところとは年間契約を結ぶはず…
でも、今思えば、それはどこか強引で
こちら本位な考え方でした。
要は、あまりああいう連絡はするべきじゃなかったな…
と苦い記憶として思い出しました。
まあ、人間、ふと思い出す記憶はたいてい苦いことばかりですが…。
で、なんであんなことしたんだろー。と
後部座席で次男がご機嫌で唄う「阿吽のビーツ」を聴きながら考えました。
答えはシンプルでした。
当時は正規雇用を2名しておりました。私。
つまり
収入(コンサルの契約)は月によって変動するのに
支出(人件費)は固定でかかる状態。
そんなの当たり前じゃーん。ってことなんですが
これを当たり前として無思考でやってしまっているから
「求めていない人に、求められていないものを売る」
なんて不自然なことをしないといけなくなる。
結果、自分のパワーも下がるし、イヤな思いも「仕事だから…」とやっていくハメになる…。
ビジネスモデルというのは稼ぎ方、つまり収入の得方だけのことじゃない。
お金の払い方、支出、つまり人との雇い方もワンセットで考えていかないと、歪みが生まれるんだなー という気づきに至ったところで、
後部座席の次男は疲れて眠っておられました。
今、ファンシップ(株)は正規の常用雇用はいませんが
業務委託のパートナーが複数います。
当然、僕が忙しかったら、そのパートナーさんたちも忙しくなり、僕の収入が増えたら、そのパートナーさんたちの収入も増えます。
その逆も然り。
なんて当たり前だけど、なんて自然なことだろう。
と感じている今です。
「正規の常用雇用の人だって、会社の業績に応じて、給料や賞与が上がるわけだから、それは一緒じゃん!」
と思った、今現在、常用の正規雇用をされているあなた。
いやー。それは自分で経営してみないと分からない想いですわよ。
経営者は孤独だー。なんつって、経営者同士で集まりたくなる所以はここら辺から生まれていることも多々あるのですが、これを話し出すと居酒屋トークや、日本の労働条件のあれこれとか政治の話になるので、それはまた別の機会に。
私のように、コンサル費用も見積もりも自分で一から考えて、積み上げていくようなタイプは、
人の雇い方、チームの作り方も常識に縛られる一から考えていかないと、どっかで歪みが出るものなのかもよー
で、これわりと僕、自分で答え出すまで試行錯誤と苦い体験重ねたよー。
という話でした。参考まで。
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