中世の面影を残す美しい街 にはこんなものも残されていた…
「北ドイツの真珠」と呼ばれる美しい街ツェレ(Celle)はドイツ木組みの家街道(Deutsche Fachwerkstrasse)の街。ちなみにドイツ木組みの家街道はロマンティック街道やメルヘン街道とは違ってドイツ国内、6ヶ所に分かれています。
街に着いて、真っ先に向かったのはTourist Informationこと観光案内所。
ホテルの予約、街の地図、お土産なんかも置いてある何かと便利なところです。
今ではインターネットで欲しい情報は何でも手に入るのかもしれませんが、まあ、未だに足使って迷いながら歩き回っております。
宿泊先を探してもらいながら、Infoのお兄さんと世間話。パスポートを見せると「日本から来たのか」と言って、日本語のパンフレットを出してきてくれました。「ヨーカイチ(もしくはヨッカイチ?)と交流があるんだぞ」と言われ、ポカンとしたら、「チバ、ピーナッツだピーナッツ」と言うので、ツェレの姉妹都市が千葉にあるのか…と認識。
「ツェレのクリスマスマーケットにはバウムクーヘンの屋台が出るんだ。日本人好きだろう。みんな知らないようだから教えてあげてよ」
どうも実演もあるようなので、「面白そうだね、何かの機会があったらガイドブックとかに投稿してみるよ」と言って別れた…ので、とりあえず、ここで約束を果たしたことにしておこう。
調べてみたら、ツェレには日本の姉妹都市は無いようですが、まあ、千葉にはドイツ村もあることだし、州として交流が深いのでしょう。Infoでもらったのはニーダーザクセン州の9+1都市という観光ガイド/ポケット地図で、何かの機会に他の街と合わせて作られたとのこと。確かに、ハノーファーやハーメルンが入っているので日本人向けを作ったのも納得です。
ツェレはバウムクーヘン発祥の地と言われるザルツヴェーデルにも近いので、きっとマーケットでは出来立てで美味しいものが食べられるに違いありません。
ホテルに荷物を置き、早速街を散策します。
小さな街なので街の中心には何度もやってきます。
改めて観光案内所のある市庁舎を見ると、その前にある柱には枷…
確かに、ここは中世の歴史ある街。
「中世の宝石」と呼ばれるローテンブルクには拷問用具で有名な中世犯罪博物館があるし…
悪いことして繋がれないように…
(滞在: 2019年6月)