パンと大聖堂とアインシュタインと…
世界一高い塔のある大聖堂がある街ウルム(Ulm)。でも私がこの街に行ってみようと思ったのは、ドイツ人があれほどこだわる「パン」の博物館に行ってみたかったから…
ドイツ語圏には本当にたくさんの種類のパンがあります。そして皆美味しい。初めのうちは ふーん、こんなものか… と思っていても食べ慣れてくると、こだわりが深まってきます。
少し酸っぱいような茶色いパン、どっしりと重い黒パン、香ばしくキツネ色に焼かれた小さな白いパン… トッピングもゴマ、ケシの実、ヒマワリやカボチャの種、キャラウェイシード等々色々あります。
ヨーロッパではアプリコットのジャムはポピュラーですが、日本ではイマイチ売れ筋には入ってきません。確かにあの甘酸っぱい味はヨーロッパのしっかりとしたパンにこそ合うように思います。ライ麦パンにバターを塗って、チーズをのせ、その上にアプリコットジャム… 同じように酸味のあるラズベリーやチェリーもしっかりとしたパンに良く合います。
日本の白くて柔らかい小麦のパンにはイチゴやブルーベリーのような優しい味のジャムの方が合うのでしょう。カロリーが気になるところですが、たまの贅沢としてクリームチーズを塗ってからジャムを乗せてどうぞ。
勿論、旅行中はたくさん歩くので、朝食は遠慮なくどんどんいただきます。
とは言え… どれを取るかいつも迷うんですよね。特に、ちょっと良いホテルやこだわりのあるペンションは朝食に揃えられるハムやチーズの種類が多いだけでなく、ホットミールや果物、マリネのサラダ、デニッシュやデザートまであったりして… これから出かけるというのにお腹が苦しくなってしまい、困りものです。
パン文化博物館
ドイツで 美味しい朝食はテーブルが汚れる と言われたことがあります。
が、ザクっとナイフを入れるとパンくずがこぼれ落ち、二つに割ったパンの真ん中にふんわりと柔らかい塊ができるような白パン(Brötchen / Semmel)に日本で出会ったことはまだありません。
さて、大聖堂に上ってみましょう。 高さはなんと161.53mです。
ガーゴイル… ちゃんといます。
眼下を流れるのはドナウ川
塔を下りて、市内散策へ
水路と木組みの家が立ち並ぶ 漁師の一角(Fischer Viertel)には、シーフェスハウス(Schiefes Haus)という世界で最も傾いた木組みの家のホテルがあります。
街の中心にある市庁舎
美しい壁画と天文時計があります。
アインシュタインの噴水
E=mc2は理解できませんが、お会いできて光栄です。
僅か一泊。24時間にも満たない滞在だったのですが、思いのほか色々な写真が残っていました。
(滞在: 2016年5月)
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