100年前に描かれた理想の杜 明治神宮に造られた植生遷移
東京の中心部に生い茂る豊かな緑。
初詣や結婚式などで有名な明治神宮は、100年ほど前に人の手によって造成されました。
大正9年(1920年)に創建された明治天皇と皇后の昭憲皇太后をおまつりする神社。
境内に広がる鎮守の杜は、広さ約70ヘクタール。全国から寄せられた約10万本の献木を植栽し、永遠の杜が造成されました。
明治45年(1912年)に明治天皇が崩御されると明治天皇を祀るための神社を建立しようという気運が高まりました。
建立地の候補には全国各地の霊地や景勝地などが挙