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カラオケどっこいしょ

また「大豆田とわ子と3人の元夫」の話で恐縮である。

とわ子が幼なじみのかごめと小学生時代に漫画を合作するシーンを観て久しぶりに思い出したことがあるのだ。

二人同様一条ゆかり先生や岡田あーみん先生の作品を読んでいた頃、私は友達と「カラオケどっこいしょ」と名付けたノートに当時の流行歌を書き写していた。

たぶん、中山美穂とかの歌を。
理由は、「カラオケどっこいしょ」の元ネタになる「歌謡曲」という雑誌の表紙が中山美穂だったから。
この雑誌の所有者は私だったと思う。
なんでこんな雑誌を買っていたのか。

文章上達本のなかには、「好きな小説を書き写しなさい」と仰せになっているものがある。
リズムや流れを掴めるのが理由のようだ。
私もやってみたことがある。藤沢周平の時代小説なんかを。実際にそのような感触は得られず、途中でやめてしまった。

文章が短いということもあるが、「カラオケどっこいしょ」においては、きちんと歌詞を写しきっていた。
その後、私の作詞能力が上がったかは定かではない。
そもそも作詞をしたことがない。
歌詞、書いてみようかなあ。
適当に何かの曲へのっけてみようかな。

ちなみに「カラオケどっこいしょ」の共作者、Aちゃんとは25歳位の時に私が携帯を変えたあと、音信不通になった。
ちゃんと新しいメールアドレス伝えたんやけどなあ。
その後、一度たまたま再会し、Aちゃんにメールが送れないと言われて改めて伝えたのだが、その後も音信不通。
そんなもんよね。終わったり途切れたりするのが人間関係。


幼稚園から高校まで同じところへ通っていたのに、Aちゃんとは一度もカラオケに行ったことがないや。

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