コウモリ安の営業テクニックとは。。。

再開された歌舞伎座で久しぶりに生の歌舞伎を観劇してきました。
玉三郎さんにはやはり及ばないものの、児太郎さんのお富も素晴らしかったです。
ただ少し、玉三郎さんの場合は、言い寄ってくる男をいなすときに
本当に拒絶してるのか、からかっているのか、はたまた全く相手の下心に気が付いていないのか。。
その辺をあいまいな感じで演じているところがなんとも色っぽいのですが児太郎さんは拒絶感が強かったような。これはどちらでも好みだし、演じる人によって違うのがまた面白いですね。

そして昨日思ったこと
蝙蝠安の営業マンとしての技術のすばらしさです。
あの時代にもあったのでしょうか?
「段階的要請法」「フットインザドア理論」
いわゆる、大きなお願い事を通すにはまずは相手の負担にならない小さなお願い事から
お願いしていくと、相手は一度うんと言っている手前心理的に、一貫性の法則が働いて、断り辛く
なる、というものです。

蝙蝠安はまさに
「あ~たばこがなくなった、出かけるとに詰めてくればよかったのに・」
とまずは煙草を少し、とねだります。
それくらいなら、とお富さんが渡すと、そのあともい一回お金の無心。
このあたりの営業?(ゆすり?)テクニックが面白いな~と思いました。

それと
実際にゆすりにやってきた男の友達が
全身傷だらけの、元カレだったら・・・・・怖いですよね?!(笑)

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