戸嶋靖昌 の絵について
近くで見ると、黒や灰色が厚塗りで塗りたくってある感じで、何が描いてなるかよくわからない絵なんだけど
少し離れたところから見ると
鬱蒼とした森の中に、光が差し込んでいる風景が浮かび上がってくる
人間の眼って、遠くから例えば海を見たときに、綺麗な海だなーって思うのは実は、自分にとって必要ない部分は見てない、またはざっくりと省略して捉えている訳で、細部を細かくくっきりと見ているから美しい訳では無いと思うんだけど、戸嶋靖昌は、まさに最初から画面の上でその省略を行なっていて、離れて見た