やってみた!
昨年私が買って良かったものNo.1だった『パティさんの編み物知恵袋』を、少しずつ読み進めています。
ウェアとか靴下とか編みたいものが一段落したので、この本でやってみたかったことを実際に試してみました。
まずは〈ワンムーブSSK〉
ワンムーブとは“ひとつの動作で編める”という意味。
SSKはslip slip knitの略で、日本式でいうところの右上2目一度のことです。
パティさんはこの〈ワンムーブSSK〉を「私の大好物」と言っています。
そんなに⁉︎と思ったのですが、実際にやってみたら本当にすごかった!
上の三角がワンムーブSSKを使った減目。
下の小さい三角が普通のSSK(右上2目一度)です。
左上2目一度は上になる目が引き締まりやすいのに対して、右上2目一度はその操作の性質上どうしても上になる目が緩んでしまうので、編み目に大小ができて斜めのラインがガタついてしまうのです。
今回試したワンムーブSSKでは綺麗な直線に近くなりました。
これは私が練習を重ねて上達したわけではなく、パティさんの提唱する方法をやってみた結果です。
苦手だった右上2目一度がきれいに揃うようになると、今まで避けがちだった模様や丸ヨークにも挑戦しやすくなって編み物の幅が広がるなと楽しみになってきます。
もうひとつは〈ジョグレス・ストライプ〉
ジョグレス・ストライプとは、棒針で輪に編んだときにできてしまう繋ぎ目の段差を解消する方法です。
一番上のラインは何も対策をしないでぐるぐると編んだもの。
糸を変えたところに段差ができています。
下の2本はジョグレス・ストライプの処理をして編んだもの。
続けて編んでいるのに、スムーズに茶色のラインがつながっています。
今まで模様の繋がりが上手くいかなくて諦めていた靴下も、これくらい綺麗に揃ったら編んでみたくなります。
今年はボーダー柄の靴下に挑戦だな!
この本には、他にも作り目のきれいな作り方とかシャープな角の作り方、リバーシブルなアイテム(ショールなど)の糸始末の仕方など、知っていると仕上がりがワンランクアップする方法が満載です。
またいろいろ試してみようと思います。
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