自宅出産を語ってください①
林檎の接木講座と見せかけて
こんにちは。山田です。
昨日は、先日安曇野で開催した林檎の接木講座に来れなかった方に、自宅にお越しいただき、簡単な林檎の接木の方法とその苗木をお渡ししました。
実はその方、自宅出産の経験者。
4人の子供さんを病院で産み、5人目の時に助産師を入れた自宅出産を決めました。
お子さんは現在7ヶ月で元気全開で育っていました。とても落ち着いていて、どっしりと物怖じせず、元気な笑顔でほがらかな印象でした。
これは私のプロジェクトの一つですが、現在、自宅出産を経験したお母さんたちの実際の生の声を取材しています。
こちらもドキュメンタリー映像として時間をかけて制作しています。
と言うわけで、今回は来ていただいたついでに取材をさせていただきました。
どうして自宅出産だったのか。実際にお産はどうだったのか。病院との違いや、子供の生育の違いなどあるのか、などなど気になる質問にとても丁寧に答えてくださいました。
取材の後、ボディブローのように響いてくる彼女の言葉。とても考えさせられます。
また、自然栽培と自宅出産は見ているところがとてもよく似ています。
当然と言えば当然ですが、どちらも生命に根気よく深く関わり、本来のリズムを尊重するところから始まります。
田畑でのアクションよりもお産の現場は生々しく、はっきりとその声を聞くことができます。
きっと田畑の生命も話すことができたら、彼女と同じようなことを言うのだろうか。そんなふうに思いました。
人生のスタート。お産についてもっと知ってほしい
私も近年知りましたが、お産は自然行為で実は医療行為ではありません。
医療に係ることが義務と思っている人も多いですが、それは違います。
海外、特にアメリカ・ヨーロッパではすでに、お産に関して広い選択肢がある認識は当たり前のことになっています。
昨今の社会現象や自宅出産の話を聞いたのをきっかけに、彼女も自分のお産に対する考え方に転機が訪れたと言います。
お話を聞いて私が心に残ったのは
「自宅出産は日常。病院でのお産はお祭り。」
と彼女が説明してくれたことでした。
どちらも、いいとか悪いとかではなく、違うジャンルのもの。そんなふうに感じていらっしゃるようでした。
とてもフラットな感覚ではっきりとお話ししてくださる彼女の言葉には、何か安心感のようなものがあるように感じました。
ドキュメンタリー本編では、より深い彼女の考えやリアルな声を伝えることができたらと思っています。
これからお産を考えている方、お産にトラウマを持っている方、海外で日本の現状を知りたいという方、
さらに、私もそうでしたが何も知らない男性、そして自分とは無関係のこととして生きている未来のお母さんたちにも、興味を持っていただけるような作品になればと思っています。
おしらせ
LIFEFORCE productionsでは出産を経験されたお母さん方のリアルな声を募集しています。
自宅出産でも、病院でも、助産院でも、プライベートでも構いません。
また不妊治療の経験や、産前産後うつの経験などもきっと同じ課題や悩みを抱える誰かの助けに必ずなりますので、もし共有してくださる方がいらっしゃいましたらお声がけください。
皆さんのリアルな声で、私たちと社会がお産について考えるきっかけを与えてみませんか?
そんな想いを抱いているくださる方がいらっしゃれば、私のFacebookから友達申請していただき、メッセージをいただければと思います。
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今後も取材エピソードなどアップしていきますので、よろしくお願いいたします。
いつもありがとうございます。
映像制作をはじめとした活動費に使わせていただきます。ありがとうございます!