物なくしちゃった時のあの感じ

昨日、明日の準備でもしようと思いバックをひっくり返し、荷物を空にした時。ふと気づいた。あれAirPods Proなくない?

今日来てたズボンのポッケにも、上着にも入ってなくて、僕は一瞬にして3万円くらいのイアホンを亡くした絶望に陥った。

いつだって不幸の瞬間は突然訪れる。
何の気なしに歩いていた帰り道、時間を確認しようと携帯を見ようとした瞬間僕のポケットから重力を無視できずに石に落下したスマホ。
スマホ落としても割れないんだよねっていう人が羨ましい。この一年で3回くらいスマホを割っている。終わっている。

僕は完全にそっち側の人間ではないんだなと思った。そっち側っていうのは、しっかりしてるスマホ綺麗に使って、無くし物もないような人。
きっとそんな人は部屋も綺麗なんだろうな。毎日掃除機かけてホコリとかも落ちてないんだろうな。

当たり前のことをちゃんとする力ってすごい大事だなとおもう。当たり前に起きて、ご飯を食べて、片付けをして、ちゃんと眠って。そうやって当たり前のサイクルを逃さずに積み上げることが大事だし、当たり前のことって逆にすごい難しいのではないかと思う。

今回は、なんとか事なきを得た。

翌朝リビングのコタツの影に普通にイアホン落ちてるのである。
最初からコタツにある物を片付ければすぐ見つかったかも知れない。物をなくしてないけど、物をなくしちゃった時のあの感じをかんじて、今後は気をつけようって思えたのってめっちゃいい事なのではないか?(ケースを買って今後は気をつけると誓った)失敗から学ぶけど、コスト0だけどめっちゃ大事な失敗と言いますか、、


あとは昨日のことで、精神力の低さを感じた。物がなくなって悪いのは自分なのに、勝手に自分で機嫌を損ねたり、多分言葉遣い荒くなったりそっぽ向いて寝たり。周りに迷惑かけてしまっている。と思う。
自分に不幸があって、ニコニコしてられるほど大人じゃない自分を恥じたい。
なくなった瞬間イアホンの3万が、、としか考えられなかった。それを失った時の悲しみを受け止めれるだけ自分が広くなくて。現実がこころを撃ち抜いてもう何もできなくなるような圧倒的な無力感を感じてしまった。

この間読んだ本で、死にたいほど最悪な夜でも星が綺麗という物語があった。
死にたいほど嫌なこと、それは僕にとってゲームで負けたとか、何か無くしたとか、喧嘩したとかなんだと思う。
嫌なことあっても尺度を変えて自分を保てるようにしたい。ようであるべきだと思う。

子供じゃないならねっ。(スマイルの森奈々ちゃん風)

まずはホコリ取りから始めようか。

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