ライトグリーン関東インカレエントリー

この記事を書こうと思った時点(ウイスキーとかジンとか飲んでいい感じ笑)で結構モチベーションがマックスに上がっているのでこの勢いのまま書いてしまおうかと思います(学年の後ろのタイムは資格記録)


男子10000m

小田恭平(4年・28:30.06)

今シーズン寮長に就任した小田選手は昨年に続いての10000m挑戦となりました。4月の私学対校では3000mで強豪に混じって3位という成績を収め、順調なシーズンインをアピールしました。前回はこの種目で30位と他校の選手と勝負できませんでしたが、この一年でタイムを大幅に縮め、箱根駅伝でも大きくチームに貢献しました。これまでは大舞台での脆さが垣間見えていた小田選手ですが、心身ともに強さを増した最終学年での走りに期待したいところです。

棟方一楽(2年・28:43.69)

昨シーズンは三大駅伝の出場こそならなかったものの、充実のルーキーイヤーを過ごした棟方選手。実はとある伝手から戦列を離れているという情報をもらったので関カレは厳しいかと思っていましたが、しっかりとエントリーされたのは朗報です。懸念材料があるとすれば選手権レース(記録より順位)の経験が浅いことでしょうか。それでも昨シーズンからファンの予想の遥か上を行く成長曲線を描き続ける棟方選手なら何かやってくれそうな予感が漂います。次期エースになるべき2年生の走りに期待です。

ピーター・ワンジル(4年・29:00.50)

以前別の記事で今シーズンの注目選手に挙げたワンジル選手。この種目にエントリーされたことにワンジル選手のラストイヤーへの思い、そして真名子監督の親心を感じずにはいられません。嫌でも他大学の留学生が気になってしまうかと思いますが、まずは背伸びをせずに入賞を確保し、その上で表彰台を狙っていくレースをしてほしいと思います。過去二年間の全日本大学駅伝関東選考会のようなレースができれば結果がついてくるでしょう。

1500m

鈴木青空(1年・3:50.05)

スピード豊かな伸び盛りのルーキーがエントリーされました。入学前の国士舘で3:51.95と自己ベストを更新すると、大学デビュー戦の私学対校で更にベストを更新し、1年生ながら3位に食い込む健闘ぶりを見せてくれました。「私学で表彰台(3位以内)なら1部では決勝進出のチャンスもある」と踏んでいましたので本番が楽しみです。鈴木選手は高校時代から長い距離での実績(埼玉県駅伝1区区間新など)もあるんですよね。トラックシーズンで培ったスピードを今後にどう繋げていくのかにも期待です。

大濱逞真(1年・3:49.87)

世代No.1ルーキーがスピードでも魅せてくれそうです。5000mで13分台を持つ強力ルーキーですが、1500mで新境地を開拓してくれそうです。私学で自己ベストを更新し2位と早くも好結果でアピール。文句なしのエントリーとなりました。鈴木選手の項でも触れましたが、私学で表彰台=1部で決勝進出のチャンスありだと思いますので、その時に見せた強烈なラストスパートを活かすことができれば決勝進出、そして入賞も十分に狙えるはずです。

西村悠誠(2年・3:51.92)

高校時代にはこの種目でインターハイ出場経験もある2年生がエントリーされました。国士舘、私学と立て続けにベストを更新した勢いを本番でも発揮して欲しいところです。西村選手のエントリーされた予選2組目は50秒切りの選手が大半で持ちタイムも下から2番目ですが、私学では前半積極的にレースを引っ張る展開も見られたので、少しでも決勝進出の可能性を高める走りを期待したいところです。

3000mSC

福井陽仁(1年・9:07.62)

高校時代にこの種目でインターハイ出場経験のあるルーキーです。私学で自己ベストを更新し4位となり、その自力の高さをアピール。フラットレースでも入学前の国士舘で5000m14:34.21と自己ベストを出し勢いが感じられます。同期には矢嶋選手という刺激し合える選手もいますし、今春卒業した佐竹選手(現トーエネック)に追いついて追い越して欲しいところです。関カレがその足がかりとなることを確信しています。

戸田優真(3年・9:10.12)

これまで培ってきた努力が初の関カレで実るか、それに期待したい選手です。昨シーズンB標準(9:18.00)は突破していましたが出場の機会は得られませんでした。それでもめげることなく、10000
mで自身初の29分台をマークするなど確かな成長の足跡を記しました。以前の記事でも触れましたが、パイプ(学法石川高からの入学ルート)を築いたという点で評価の高い戸田選手。個人としても飛躍してもらいたいと心から願っています。

矢嶋大梧(1年・9:02.65)

福井選手と同じく、こちらも高校時代にこの種目でインターハイを経験しているルーキーです。それだけでなく、昨年のU20日本選手権で5位入賞という実績もあります。大学デビュー戦の私学対校ではやや不発だったものの、この種目でのポテンシャルの高さは間違いないものがあります。8分台を持つ上級生の中で揉まれながらラスト勝負で勝ち抜ければ決勝進出も十分に可能です。U20がそうだったように、大舞台で臆することない走りを期待したいです。

5000m

西川千青(4年・14:03.77)

チームのムードメーカーにして副キャプテンが今年もこの種目にエントリーしてきました。前回は9位と入賞まであと一歩に迫る健闘で沸かせてくれました。実は私学の時に本人に会ったのですが、直前まで欠場する方向だと聞いていたのでエントリーされたのは朗報でした。後はどこまで本調子に戻っているか。チーム一サングラスの似合う4年生が前回逃した入賞を視野にどこまで戦えるか期待です。

平田碧(1年・14:18.08)

個人的に今回のエントリーで最もサプライズだったのがこの平田選手です。入学前の国士舘で5000m自己ベストを更新すると、私学3000m(新人)ではOPながら他大の選手に競り勝ち1着と上々の大学デビューを果たしていますが、早くも対校戦に抜擢されました。ただ、エントリーされた1組目の選手の中では自己ベストが最下位なので、一人でも多く食っていき決勝進出を見据えてもらいたいところ。この経験を大きな糧にしてほしいですね。

中澤真大(1年・14:02.66)

ルーキーながら積極果敢なレースが目を引く選手です。その走りの裏付けとして、奥むさし駅伝2区区間賞(高校の部)、国士舘での自己ベスト更新など、冬の時期にしっかりと鍛錬を欠かさなかったことが伺えます。私学3000mでも上級生や留学生相手に怯まない走りを見せてくれました。資格記録では決して上位にいるわけではありませんが、持ち味を存分に発揮した先に決勝の舞台が用意されていると確信しています。

ハーフマラソン

西代雄豪(4年・1:03:10)

チームの頼れる主将がエントリーされました。箱根駅伝後に出場した丸亀ハーフで自己ベストを更新してからは5000mを中心に各種レースで実践を積んできました。私学5000mでは14:06.38と自己ベストを更新しスピードにも磨きがかかった印象です。恐らく本人も高校時代の実績からは想像しえなかったであろう最初で最後の関カレの舞台。主将として個人としてチームの士気が上がる走りを見せてくれると確信しています。

佐々木真人(4年・1:03:12)

高校時代からライトグリーンを背負って戦ってきた"ミスター大東"がエントリーされました。箱根駅伝の選考がかかった上尾ハーフでの自己ベスト更新、そして重圧の計り知れない箱根10区など大舞台での胆力の強さも垣間見える選手です。5000mでも自己ベストを更新し、冬の鍛錬が実っていることもうかがわせました。「大東文化」への思いは人一倍強い4年生。最初で最後の大舞台ですべてぶつけてほしいと思います。

藤原幹大(2年・1:04:25)

昨シーズンはルーキーながら箱根エントリーにも入った選手です。当日は出走なりませんでしたが、その後の丸亀ハーフで自己ベストを出しています。遠征でしっかりと結果を残したことがアピールポイントになり選出に繋がりました。資格記録は下から数えた方が早いですが、心強い4年生コンビに食らいつきながら少しでも上を狙いたいところ。因みに1500mエントリーの西村選手は東海大札幌高時代からのチームメイト。同期の活躍も刺激にしてほしいです。

まとめ

ほぼほぼ心の声駄々洩れ状態で申し訳ないですが、これだけ中長距離種目に満遍なく…どころかフルエントリーできたのは私が本腰を入れてこのチームを応援してからは初めてのことです。それも半数以上がルーキーということで、今季のチームスローガンである「一新紀元」を早くも体現した形となります。とはいえ、小田選手、西川選手以外は初めての出場となるので経験不足は否めません。それでも「中長距離ブロックとして1点でも多く得点する」という意志で最後まで戦い抜いてくれればOKです。特に大東は一部校ということで「陸上競技の総合力」を試す舞台でチーム一丸となるところに意味があります。それらもひっくるめてすべてが経験となって帰ってくるはずなので、4日間全力で駆け抜けてほしいですね(私は3,4日目に観戦します)

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