【桐生(ファッション・グルメ)】おしゃ男女必見!群馬版パリのマレ地区の観光資源に大興奮|セカイに誇る技術力【こまの街ブラ】
はじめまして、駒乃ま子と申します!
(まことに)突然ですが、群馬県の「桐生市」をご存知ですか?
群馬と聞くと温泉のイメージですが、桐生市には(温泉以外の)観光資源の豊富さが尋常じゃないと、最近知りまして。
さっそく、行ってきました~~♪
桐生の予備知識
群馬県にある桐生市は、シルク(養蚕)と織物(桐生織)が有名なモノづくりのまち。江戸時代から培ってきた技術力により生み出され、世界的に評価されたファッションアイテムも。国内有数の伝統的建造物を有し、その数は100をゆうに超える。ゆるキャラ『キノピー』の頭の形は、建造物の特徴を模したもの(ノコギリ屋根)。『MAYU(マユ)』と名付けられた無料の低速電動バスで市内を観光でき、デザインがとても可愛い。日曜日が定休日のお店が比較的多いので要注意。
パリのマレ地区のような桐生の街並み
フランスのパリの中心部(オペラ座周辺)から少し離れたところに、世界のファッション・トレンドの発信地と言われるファッションタウンの「マレ地区」があります。雑貨屋さんやファッション・ショップが立ち並び、ピカソ美術館もある芸術性の高い地区です。
桐生市を訪れてみると、パリのマレ地区のような雰囲気を感じます。落ち着いた空気感。美味しい和菓子屋さん。大川美術館。低速電動バス『MAYU※(写真1)』。シルクをベースにしたファッションアイテムの数々。クリエイターによるグッズを取り扱う雑貨屋さん。(さすがに駅前にメリーゴーランドはないですが)もう、テイストは完全にマレ地区です(キッパリ)。
マレ地区だと思って桐生市を探索してみると、より面白く、より楽しく街ブラできると思います。歴史的建造物が多いことで「過ぎ去った時代」のように感じるかもしれませんが、なかみはとても現代的です。桐生市のパンフレットにも記されている通り、懐かしさと新しさが交差して、まったく新しい芸術的な世界が広がっています。
そういう、ファッションタウンの桐生市。ひとつひとつの商品が、とても素敵で、とても安いです。ついつい買いすぎちゃいます。お買い物たのし〜〜♪
家に持ち帰って並べてみると、「いいな、やっぱり」と改めて思います。それは、モノづくりに尽力してきた街だからでしょうか。
商店街に並ぶ桐生市の魅力
桐生天満宮(藤原道真)から錦町十字路にかけての一本道に、桐生市の特色が詰まった魅力的なお店が立ち並んでいます。
具体的には……。
・織物参考館
・着物レンタル&着付け
・和小物
・衣料品・繊維品
・和菓子(桐生名物花ばん)
・茶
・呉服・和装小物
・花
・雑貨
・ギャラリー
・おにぎり
・ジャズバー
着物で歩こ~♪
第一土曜日には、着物で街ブラできるサービスを『和の事(公式Facebookページ)』さんが《無料で》行っているそうです(お綺麗で気さくな女性♪)!
8月4日(土)には街をあげた一大イベントの『桐生まつり』が開催されるそうなので、狙いどころだと思います。
桐生市のソウルフードのひとつの『花ぱん』や、和菓子を食べ歩きつつ、わびさびに溢れた道を歩くだなんて、上品ですね~~♪
※和の事・アンカーさん情報※
【おところ】群馬県桐生市本町6-382
【あんない】公式Facebookページ
【おといあわせ】0277-76-4441
桐生のシルク製品がてんこ盛りだ!
(※マフラー/松井ニット技研※)
「桐生のことなら俺のとこに来てくれたら何でも教えるよ!(ガッハッハ風)」と話してくださった『さくらや』さんのオーナーさん。
オーナーさんは地元のラジオ番組でパーソナリティも務めているそうで、ものすご~~くお喋りがお上手です(すご~~く親切/自称:お節介)。
(※色創館/土田産業※)
『さくらや』さんには、噂のマフラーや土田産業さんの染め物をはじめ、桐生の技術的資産の「シルク」を使った衣料品・繊維品が(網羅的に)並んでいます。
桐生を代表するメーカーさんの衣料品や繊維品を手に入れようと探し歩き、辿り着いた先が『さくらや』さんでした。
「高品質な桐生の製造品を買いたい」と感じた方は、『さくらや』さんでまとめ買いできちゃいますよ♪
※さくらやさん情報※
【おところ】群馬県桐生市本町5-38
【あんない】公式ホームページ
【おといあわせ】0277-43-5113
まちの雑貨屋さん♪
(※きりん屋さんのオシャレな店構え※)
大正時代の建造物の中には、クリエイターが制作したオシャレ雑貨も取り扱っている雑貨屋さんと、笑顔がとってもキュートな店長さん。
懐かしい駄菓子もいっぱいで、はしゃいだ!(店長さんニコニコ)
店長さんによるキュレーションが冴えに冴えていて、お店に並んでいる雑貨はセンス抜群! 靴下とかバッグとか、可愛いアイテムが盛りだくさんです。
こちらの「グンマーくん」は地元のクリエイターさんがデザインしたキャラクターのようで、じわじわくる感じがたまりません!(イラストのセンスが光る/Tシャツ・缶バッチ)
Tシャツとか缶バッチは、ネットでポチるより「現場の勢いで買う」ほうが、長く愛用するようになる気がします。けっこうな街ブラの醍醐味だと思うので、雑貨屋さんを見つけたら立ち寄るようにしています♪
※きりん屋さん情報※
【おところ】群馬県桐生市本町2-6-35
【あんない】公式ホームページ
『有鄰館』と『無鄰館』
重要伝統的建造物群の保存地区にある有鄰館。現在はギャラリーなどに利用されることが多いようで、文化的な建造物を見学しつつ芸術鑑賞もできちゃう。最the高!
お隣の『無鄰館』さんにはハーブガーデンやギャラリーがあり、和の要素が取り入れられたサブカル的なオシャレ空間が広がっています。
お隣にあるお茶屋さんの『矢野園』さんはお茶屋さん。大賑わいで、「地元のみなさんに愛されているお店」の雰囲気が満載です! 有鄰館の名前には「隣に優しく」という意味が込められているそうで、人と人が優しく繋がってきた歴史を感じられます♪
※無鄰館さん情報※
【おところ】群馬県桐生市本町1-5-5
【あんない】公式ホームページ
【おといあわせ】0277-44-0277
※矢野園さん情報(大道路沿い隣)※
【おところ】群馬県桐生市本町2-6-30
【あんない】公式ホームページ
【おといあわせ】0277-45-2925
桐生織物記念館でお土産タイム♪
織物体験をさせていただけるだけでなく、桐生織の商品の数々が並ぶお土産屋さんもあります。(安い!)
桐生織のコースターが驚きの150円で、「いいんですか? いいんですか?」と呻きながら購入。(シルク石鹸も!/お肌の味方)
※桐生織物記念館情報※
【おところ】群馬県桐生市永楽町6-6
【あんない】公式ホームページ
【おといあわせ】0277-43-2510(資料展示室)
桐生名物“ひもかわ”にやみつき
桐生名物を調べると必ずといって良いほど紹介されている『ひもかわ(うどん)』。
なんでも、作業の合間に「ささっと食べれるように」この形になったそうです(素人の私に早食いは不可!)。
幅は11センチだそうで、お店によって長さが違うらしいです。
「どうせなら太いほうがよいぞい!」と地元の観光関係者にリクエストさせていただき、連れて行ってくださったお店がコチラ。
『麺処酒処ふる川 暮六つ 相生店』さん。
写真からおわかりのとおり撮影したのは夜ですが、そうなったのは「行列が出来過ぎていたから」です。
関東各地のナンバープレートをひっさげた猛者たちは、さも当然のような顔をしてお待ちになられていましたが、私にはとてもとても。「夜で! 夜にしましょう!」と声を張り上げました。
地元の方だけでなく他県からも人が集まるお店のようで、お昼には大行列必至。狙い目は夜だと思います。夜にしましょう。夜に。
メニューの種類が豊富で、何を頼めばいいのか、ううむ。私は「うどんとそばは黙って鴨」と心に決めているので一瞬で決めましたが、地元の方は「カレー美味しいよ」と言っていたので、次回はカレーひもかわを注文しようと思います。
お腹空くでしょう?
紙エプロンを無料で貰えるので、特にカレーひもかわを注文する方は絶対に「紙エプロンください」と店員さんに伝えてください。服の安全は、紙エプロン任せで。どう食べてもカレー汁が跳ねると思います(ほほえみ)。
一口でひもかわをすすろうとすると筒状になったひもかわの中からお汁が溢れて「ブファ!(吐汁)」となるので、気を付けてくださいね!
※めん処酒処ふる川暮六つ相生店情報※
【おところ】群馬県桐生市相生町2-735-15
【あんない】公式ホームページ
【おといあわせ】0277-47-8190
カリカリ食感のソースカツ丼も桐生名物!
おまとめ
※桐生市ご出身の篠原涼子さん※
織物や染物は、小中学生の社会科見学のイメージが強く、「歴史的なもの」と思っていましたが、今回の街ブラを通して「現代に通じているもの」なのだと実感しました。
数百年かけて培ってきた技術が、現代的なトレンドと結びつき、世界的に評価されているのは同じ日本人として嬉しく思います。
しかし、そういった桐生市の技術力や製造品の価値は、日本国内ではあまり認知されていないようです。
今回の街ブラを通して地元の観光業関係者に話をうかがいましたが、現状では「群馬から外に観光に行く人」ばかりで、他県や海外から観光に来る人はまだまだそれほど多くないのだとか。
日本の文化に触れられる、日本らしいお土産品が豊富にあるという点で、近年注目されている「インバウンド観光(外国人の訪日観光)」にも適していると思いますが、宿泊地の少なさもあり、実現するのはなかなか難しいようです。
とはいえ桐生市の人々から感じる「地元愛」や「地域発展を目指す姿勢」を思えば、「airbnb(外国人を自宅に宿泊させてあげるサービス/民泊)」等を利用して、外国人が桐生市を訪れやすくなる仕組みを整備するといった方法を積極的に取り入れれば、観光地として賑わう可能性を大いに秘めていると感じます。
私自身、もうすでにまた行きたくなっていますし♪
朝から晩まで過密な日程で街ブラしましたが、オススメされている観光スポットをまわりきれませんでした。少なくとも一泊二日は必要です(豊富なグルメに対応できる胃袋の容量的にも/花ぱん・勇屋煎餅・ひもかわ・ソースカツ丼・桑グルメ等)。
これほど豊富な観光資源を有している地域は、異例中の異例だと思います。
ライオンのいる動物園が無料。大自然を一望できるわたらせ渓谷鐵道。ダム。お隣の市には、あしかがフラワーパークや、富弘美術館(筆を口に加えて水彩画と詩を描く作家さんの作品が展示されている美術館)。
てんこ盛りです。
街を訪れる目的は、ショッピングだったり、人に会いに行くことだったり、観光だったり、色々あります。
それらは、ちゃんと自分から動いて、足を運んで、堪能するものなんだ。
そういうことの大切さにも気付けた、今回の街ブラでした♪(すぐまた行きたい)
※おまけ情報※
【おすすめグッズ―女性編―】
・絹入りせっけん
「女性に」と言うべき時代ではありませんが、実直にシルク石鹸の価値を感じ取れるのは、様々な化粧品等を使用してきた女性ならではだと思います。
・トートバック(土田産業)
“淡い”色合いが特徴的です。後述しますが、トートバックだけでなく、ストールやエプロン、カーテン等もあります。淡い染め物特有の色合いを眺めていると、心なしか気持ちが穏やかになってきます。素晴らしい商品だと思います。
・桐生織の小物
和の風情がある小物が醸し出す雰囲気が好きな方の心には、とてもよく刺さると思います。文化的なモノなのでお土産にも適しており、友人・知人・ご家族に品物を配る際に選びやすいのではないでしょうか。
【おすすめグッズ―男性編―】
・桐生織のネクタイ
毎日身に着けるものほど、手の込んだものを。身に着けるものが周囲に与える“印象”は思いのほか影響力が大きいですので、ネクタイやハンカチといった日常的に使用するモノは職人技で製造されたモノの価値がより高まると思います。ゆるキャラの『ぐんまちゃん』の刺繍があるネクタイがとりわけ可愛いです。上着を羽織っていれば見えない、絶妙な位置にあります。桐生織物記念館の1階で買えます。
・マフラー
ヴィヴィッド・カラーが特徴的なので、身に着けるだけで若々しさが増します。ファッションアイテムとしての存在感が非常に高く、『世界的に流行っているネームヴァリュー』もあり、個人の魅力を高める効果も期待できそうです。
【参考資料】
・株式会社アズ.桐生ガイドブック なつかしさと新しさが交わる不思議の街、桐生.桐生観光協会,2008,(2018)
・株式会社アズ.桐生市観光総合ガイドブック 懐かしさと新しさが交差する不思議なまち.桐生観光協会,2016(2018)
・地球の歩き方Special Edition.株式会社地球の歩き方T&E,(2018)
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