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寝たら明日が来てしまう
君ならどこに行っても大丈夫だよ
高校卒業式、3年間お世話になった担任の先生にかけられた言葉だ。
とても嬉しかったし、本当にそうだと、私自身も思っていた。
私には自信があった。
それは根拠の無い自信ではなく、他の人の何倍も努力してきたつもりだったから。
高校生だった私はたくさんの人に 完璧だ と褒められ、真面目でしっかりしてるという印象がつけられていた。賢いと褒められたり、クラス長に推薦されたり
1番線4号車2番ドア
ああ、今日も憂鬱だ
なんて思いながら
今日も1番線4号車2番ドアから電車に乗り込む
はあ、今日も疲れたな
なんて言いながら
今日も2番線5号車1番ドアから電車に乗り込む
緑色を辿る毎日も今日で終わる
忘れるんじゃないかって
消えてしまうんじゃないかって
天才にはなれなかった
努力家にもなれなかった
私は一体何をしていたんだろう
悔しくて 寂しくて 情けなくて
私は今日、ここから姿を消す