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将来性が組み込まれた、掛け算キャリアの重要性

キャリアの希少性は掛け算で生まれる。これはよく言われることであるが、現代においては、様々な人に広く間口が開かれた考え方であり、しっかりと戦略を練って行うことで可能性が最も秘められた考え方であると思う。

特に今は時代の変化が激しく、裏を取ればその新たな変化が最高潮になるタミングでそのスキルやキャリアを形成できていれば、「爆発できる可能性」があるということである。

ここに掛け算の考え方を組み込ませる。社会の統計データからある程度今後の変化は予測できるため、掛け算の元になるそれぞれの要素で、その変化で重宝される技術やバックグラウンド、ステータスを狙えばいいのである。

ただ可能性だけで各要素を決めるのでは、自分のモチベーションや自分が行う意味がないため、それとは別の目的も必要である。

自分の場合は”人生を生きる”が目的であり、それはワークワイフバランスの充実、挑戦、世界各地を拠点とした生き方、というもので最も大切である。

その上で、掛け算を定義していく。

先端IT人材(ハード面) x 市場で求められる人材(ソフト面) x 修士課程(学歴) x 特定分野への知見(キャリア)

それぞれ抽象的であるため具体的なレベルまで落としていく。

1. 先端IT人材(ハード面)

まずは1番の軸となる要素。ハード面として、何がベースであるかだ。自分の場合は海外でも通用し、将来性も見込まれる先端IT人材になることをベースに置いた。これによりある程度の収入と働く場所の自由を手に入れる。さらに自分は知的好奇心が非常に強いタイプであるため先端にいるという自負と、新しい技術や概念に触れられることはやりがいに直結する。

2. 市場で求められる人材(ソフト面)

これは 1.で獲得した先端IT技術を、どのように活かせる人材であるかという観点である。想定している獲得ソフトスキルは「日本人であること」「英語ができること」「社交的でコミュニケーション力が長けていること」「マネジメント能力があること」である。これは将来的に海外でキャリアを積みマネジメント職にも就くことを含んでいるので、ソフト面からみた希少性は一定担保できるものと思う。

3. 修士課程(学歴)

やはり必要になってくるのがこの観点である。日本でも学歴社会などという言葉はあるが、特に海外にでた場合にはより顕著になる。さらに先端IT人材の場合には専門知識が強みになるため、その土台となる修士課程は今回の掛け算を纏め上げる最重要ピースである可能性がある。全ての選択に説得力を持たせる要素であり、また自分の核となるため、ここには時間を投下する価値がある。

4. 特定分野への知見(キャリア)

キャリア形成で、「自分の希少性を高める」観点で重要な要素である。特にこれからは様々な分野や業種が相互に連携、協働する事になるため、事業会社の価値が向上してくるだろう。その上でニッチとはいかない間でも、特定分野の知見があれば事業会社でのポジションや、起業などの可能性も見えてくる。特に先端ITという分野では、日本は遅れをとっているが海外に目を移せば、各事業会社が先端IT人材を保有する割合が全体割合の50%以上を占めている。(出典:経産省「我が国におけるIT人材の動向」) 日本ではIT関連産業に未だ集中しているが、NECやDeNAが年収1000万円を提示して人材確保に動いているケースも見受けられる。このように日本も今後各事業会社が優秀な先端IT人材を確保する動きが活発になると思われるため、そこにハマる最適なピースとなれれば収入面での期待も大きく、需要が見込まれる。

まとめ

先端IT人材(ハード面) x 市場で求められる人材(ソフト面) x 修士課程(学歴) x 特定分野への知見(キャリア)

上述したように掛け算のピースをそれぞれで最適化しつつ、さらに自分の求めるライフプランを求めることができれば、最終的な目的である"人生を生きる"を体現することができる。

IT人材不足論の年は2030年(33,34歳)。2022年になった今、今年も含め8~9年。ここまでに掛け算の各ピースが形を持ち始めているようにする。

確実性はどこにもないが、それでも自分の選択にはっきりとした根拠と将来性があれば、行動を続けることで確実に良い方向に進むはずである。毎日を充実感持って過ごしていきたいと願う。


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