正論を武器にしている人間には近づきたくない件について
環境少女「トゥンベリさん」が強烈な印象を与えるスピーチなどをして、今や「時の人」。
そのカリスマ性を帯びた少女に称賛、賛同する人々が後を絶たない。
わたしは彼女が出現してしばらく動向を見守っていたが、やがて彼女の言動に違和感を感じて、首をかしげたり、疑念を抱くようになった。
「この子、ちょっとおかしい…」
それは、彼女が発達障害だからではなく、考え方が狭く偏ってると感じたからだ。
(*今日は「断定調」でお送りしております)
わたしも常々極論・暴論的で飛躍した考え方をする人間だが、別に他人に同調して欲しいとは思わない。わかる人がもしいたら、嬉しくなるけれど。
わたしの環境問題に関して思考している頭の中をちょっとだけお見せすると、
「人間は地球にとって増殖、破壊する癌細胞」
「日本の出生率減少はむしろ地球環境保全にとっては好都合であり、このまま日本民族が途絶えたとしても、それは自然のさだめとしてその事実を甘んじて受け入れる」
「人類が滅亡するのは因果応報なので、しょうがない」
と言った感じだ。
それを踏まえて日本について限定して述べるが、
日本は高度経済成長を遂げたが、それには工場排水などの環境汚染を伴うものであり、それ無しでは成長させることができなかった。
そして、現在、我々日本人はその環境を犠牲にして作られた「生活するのに便利なもたち」の恩恵を受けて生まれ、育ち、生きている。
グレタ嬢に話を戻すと、
彼女も現在「自然を蔑ろにして作られた環境」の中で生きているのだが、それが、
ある日突然「地球の温暖化」について危惧し、ヒステリックに声を上げ始めた。
ようにわたしは見える。
そんな彼女を見て、わたしは「今さら?」であり、
「温暖化の原因は人為的なものによって増加した二酸化炭素である。よって大人類滅亡を防ぐためにも、世界各国は二酸化炭素の排出量削減に今すぐに腐心せよ!」
と言う意見は的外れではないが、
プーチンがそれを受けて、彼女について言及した言葉の方がわたしには響いた。
一部抜粋であるが、
「現代の世界が複雑で多様であることを誰もグレタに教えていない。」
そうなのだ。もう一度言うが、彼女の考え方は多様性がなく狭量なのだ。
そして彼女は最低限の生活が保証されて生きている幸せな人間である事に気づいてないのか、
「安全な場所から石を投げている」
という立場なのがわかっていない。
世界には貧困に喘いでいる人間がいて、
「明日食べるものが何もない」
「自分が生きていくために、自分が産んだ子供を捨てざるを得ない」
といった後進国、発展途上国に多く見られるような、いま、わたしは貧困にだけ焦点を絞って例をあげたが、
そういった
「様々な世界にある問題」
を解決するには時として、経済をどうにかしなくてはいけないし、通貨を流通させるといった彼女が嫌いな「お金のはなし」もしなくてはならない。
を彼女は熟知した上で発言しているのだろうか?
まあ答えは否であろう。
極論を極論で返してみるが、
温暖化を含む環境問題も、食糧問題も、「世界人口が多すぎる」ことが帰結に至るのであれば、
爆発的に増加し続ける人間を減少させることについても考えてみたらいかがだろうか?
ちょっとわたしの方も知識不足で、この記事については不完全燃焼を起こしていることが否めないが、
今朝の報道番組で、グレタ嬢の言動に対し、出演者は皆彼女に陶酔していて誰一人として彼女に疑念を抱いて批判する人間がいなかったことが不快で、「報道の偏りの危うさ」を感じてこの記事を書かないわけにいかなかった。
と熱くなってしまうわたしは「大人気ない」のかもしれないが。
余談であるが、
彼女の名言
「How dare you!」
よくもそんなことを!
を、先日観た<ラストエンペラー>で、
幼い頃の溥儀が家臣に対して
「How dare you!」
って言ってるシーンがあり、すぐグレタ嬢を思い出して笑ってしまった。
カリスマ嬢は今後どうなるのか、
ノーベル平和賞を獲ってしまうのか、
遠いところから見てようと思う。