今日もどこかで精神科医がドクハラしている
もうどうしようもなく辛過ぎて、まだ精神科は偏見が強くて敷居が高く、行くにはとても勇気のいる当時、藁にも縋る思いでやっと門をくぐったわたし。
いろいろ探して選んで行ったクリニックで、診察室で症状を詳しくお話した後に先生に「今まで辛かったですね。治療して治していきましょう」と言われた時は、「やっとこの辛さから開放されるんだ!」と一筋の光明を見た想いでとても喜びました。
しかし、その後わたしは地獄に突き落とされてしまいます。
わたしには、いづれお話したいと思いますが、わたしの人格形成に非常に強く影響(悪い意味での)を与えた姉が一人います。
彼女はその時、大学病院の皮膚科医をしていて、わたしが精神科のクリニックに行ったと電話で報告をしたら、薬は何種類貰って来たか、名前は何かと問われ、素直に答えると、「折り返し電話かけるから待ってて」と言われたので、一度切ってしばらく待っていました。
数分後、電話してきた姉は「友達の精神科医に相談したところ、薬の量が多すぎて危ないから、自分のところに来た方がいいと言っている」と言われ、無知なわたしは「そうなの?」と思い、断ることができずに、うつが酷いのに、自宅から1時間もかかり、待ち時間も1時間以上の大学病院に通う事になってしまいました。
そこで待ち受けていた姉の友達である精神科の女医の診断と彼女の発する言葉は酷いものでした。
「あなたは"うつ"ではなくて単なる性格」
「診察料と薬代払うんだったら、アロママッサージに行って気分転換した方がいい」
「あなたは宗教にハマりやすそうだから、カウンセラーは紹介できない」
*わたしは宗教は嫌いだし、無神論者です
等々、
薬の処方は彼女の持論でうつは脳内のセロトニン不足からきているから、セロトニンを補うものだけ。あと、睡眠薬。
話し方は常に機嫌悪そうで、圧も半端ない人でした。
しばらくして、わたしが
「薬が効いていないみたいなんですが…」
と相談したところ、
「ほら!その薬が効かないって事は、やっぱりあなたはうつじゃないんだよ!」
とドヤ顔で言われました。
「姉の友達」である精神科医に粗相をしてはいけないと、患者なのに気を使わなければならないという苦痛を伴う診察。
他にも安定剤を最後の方は処方してもらっていましたが、もう診察受けるのが精神的に限界で、わたしは勝手に服用をやめて、先生(と呼ぶのも嫌ですが)に
「もう治りました。ありがとうございました。」
と告げて、通院することをやめました。
治ったと聞いた姉が、「その友達にお礼がしたいから」と姉の奢りで、わたしと姉と、その精神科の女医の3人でフレンチを食べに行きました。
今振り返ってみても、
「なんだそりゃ?」
です。
その後、わたしは急に服用を中断したので、余計具合が悪くなり、寝たきりの生活を余儀なくされました。
しかしドクハラはそれだけでは終わりませんでした。
あの毒々しい、患者によって態度を変える女医(後に姉から聞いた話では、権力のある男の嫁の診察は別人の様にとても丁寧に時間をかけてしていたらしい)のことを文章に起こしていたら、わたしのこころのHP(hit point)が少なくなってしまったので、また後ほどお伝えしたいと思います。