エッシャーの階段⁈ 大倉山記念館
マーク・マンダースは「建物としての自画像」を提唱した。では、「絵画としての散歩」はどお?ということでふらり東急東横線 大倉山へ。
意気揚々と芸術家モードだったのに早速脱線…駅から線路沿いに登り坂を歩くと「幸せのバナナパン」という魅惑的な貼り紙が目に飛び込んできたのだ。
幸せ=炭水化物!!! 引き寄せられるようにパン屋さん「ハレビノ」へ。人気商品らしくお客さん全員がこのバナナパンを購入している。
ハーフサイズとホールサイズを選べる。もちもちのふわっふわ。幸せしかないひと時を約束するバナナパン。
本来の使命を思い出し、ベーカリーを後にして坂を登ること5分。丘陵をそのまま公園にした大倉山公園にたどり着く。竹がさらさら鳴る遊歩道を歩いていくと、ローマのパンテオンを思わせる建物が突如現れる。大倉山記念館である。扉を開けると、いかめしい獅子たちが訪問者を見下ろしてくる。これぞ西洋の狛犬。
建物には幾何学的で無機質な迷路のような階段が。ドラクエのダンジョン、あるいはエッシャーの絵みたいだ。室内には教会の会衆席が並べられている。復活できそうだ。
バナナパン帰りにもいちど買っておこう。