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誰かとスリムになりながら

狛江スリムは、2名の店主連が運営しています。

なんて言うと、「いつか店を一緒に出そう!」なんて夢を語り合った二人組のようにも聞こえるのですが、実際には以前の職場の同僚でたまに飲みに行く程度って感じでした。ただちょっと違ったのは、二人とも「伊達と酔狂」をこじらせることを、むしろ面白がる性質を持っていたと思います。

加えて言うと、二人とも料理も飲み食いも大好きで、商売としての飲食にも少なからず興味は持っていました。が、本業として手を出すには課題が多いと理解する程度には頭が回り、それを乗り越えて賭けに出るほど熱は高くなかったとも言えるかもしれません。

そんな二人がスリムなお店を一緒にやる機会を得ました。もともと趣向は重なるところも少なくないのでトントン拍子は加速しますが、そこは別な人格。いくつか意見が異なるところも当然出て来ます。

最初に意見が割れたのは「喫煙の可否」でした。場所柄喫煙不可だとお客さんのほとんどが入ってこない、いや客層は別開拓が狙いだからそれもありじゃないか、などと議論しましたが、最終的には「ヘビースモーカー」を上回る「”嫌”嫌煙主義」の主張に、そこは譲って喫煙の店と決まりました(時折禁煙Dayを宣言して禁煙営業を行うときはあります)。

その代わりと言うわけでもないのですが、メニューの価格500円単位の主張は、嫌嫌煙主義者側が譲る様な形になりました。

本業を別に持つ週末だけのスリム運営なだけに、ゆずりあいも機能しやすかった様に思います。気づいた時に、気づいた方が、気が向くままに問題に対峙して行くマイペースに伊達と酔狂のエッセンスで、このお店は進んでいきます。

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