昨日、生後2ヶ月くらいになる柴の子犬(オス)を譲り受けた。 以前から犬を飼いたいという小学生の次女の要望があったこと、子犬の貰い手を探している飼い主がいるという話を知人づてに聞いたタイミングが重なり、家族会議の末、四人家族の我が家で迎え入れる運びとなった。 もともと私は動物全般が得意でない。特に、犬に対しては幼少期のトラウマがあり、どちらかと言えば恐怖の対象でもある。 私が幼少期を過ごした昭和50~60年代は、町中を歩いていると野良犬に遭遇すつ確立がわりと高く、群れを成
寒さにめっぽう弱い私は日々の散歩が億劫になりつつあるが、ここ最近の気温の低下と反比例するように、子犬の散歩時間はどんどん伸び続けている。 毎日欠かすことのない朝晩の散歩は、平日は1回約1時間、休日は約1時間半を目安に出掛けているが、これらは私が散歩を切り上げている状態であるため、これを子犬任せにしてみるとまだまだ散歩時間は伸びるのだろう。 実際は歩き続けているわけではなく、所要時間の三分の一くらいは匂い嗅ぎをしている。 以前は住宅街を極力歩かないようにしていたが、季節の変
先日、子犬が長女を噛んでしまった。 遊びや興奮の延長上にある甘噛みではなく、攻撃することを目的とした、俗に言う本気噛みというやつだ。 ここ最近では子犬も随分と落ち着いてきたように感じていた矢先の出来事だったため、結構なショックを受けた。 これまでも既に何度か攻撃的な態度で家族全員一度は噛まれたことはあったけど、今回のケースは少し異なる。 長女の左手首には、はっきりと痣が残るくらいに強く噛まれた歯形が残った。これまでは噛まれたとしても数時間、もしくは翌日にはどこを噛まれたの
我が家では長女が生まれてから現在に至るまで、いわゆる川の字になって就寝するというスタイルをとっている。 途中から次女も加わったため実際は川の字にはならないが、今年からはそこに子犬も加わり、狭い寝室で4人と1匹で朝まで就寝している。 とは言っても、子犬は私たちの布団で一緒に寝ているわけではなく、枕元に置いたクレートのなかで寝かせている。 毎晩、だいたい21時を過ぎる頃になると子犬が眠たそうな素振りを見せ始めるため、私がクレートへと子犬を誘導し、扉を閉めた状態で家族の寝室であ
ここ数日間、再びハーネスの装着に四苦八苦していている。 指先に持ったトリーツをハーネスの輪っか越しに子犬が食べている状態にして、そのまま腕をゆっくりとこちらへ引きよせながら、なるべく子犬の自らの意思で頭を輪っかにくぐらせるように仕向けていた。 最初のうちはこの方法で割と苦労もなく装着することが出来ていたけれど、毎回繰り返していくうちに段々と途中で頭を引っ込めるようになり、ついにはトリーツだけを素早く奪い去るようになってしまったのである。 ハーネスを嫌いになってしまわない
ハーネスと同時に購入したダブルリードが、実はオーバーサイズであったことに今更ながら気が付いた。 改めて公式サイトを見返すと、購入したLサイズのリードは、体重15㎏~25㎏が適正とされており、約12kgの我が家の子犬には6~18㎏が適正とされるMサイズを選ぶべきであったのだ。 Mサイズのものに買い換えたいとは思いつつも、それなりの購入価格だったため躊躇している。 もう少し正確にいうと、妻の認可を得ることに躊躇しているのである。 このダブルリード、使い始めた当初からその重さ
家の中を自由に行動することが出来て、自らの意思で活動と休息を選択できるような生活は、室内犬にとって理想的な環境と言えるのだろう。 室内犬=家の中で自由に生活している、というイメージを抱いていたが、いざ当事者になってみると、なかなか一筋縄ではいかないということを知った。 我が家の子犬は、迎えた当初のごく僅かな期間を除き、リビングに設置した150㎝四方のサークル内で一日のうちの大半の時間を過ごしている。 サークル内での子犬は別段外に出たがるような態度を示さないため、今後もこ
家族のなかで一番暇だからという、微妙に納得のいかない理由で子犬の朝晩の散歩を担当することになってはや数ヶ月。 当初は右往左往しつつも、一日も欠かすことなく毎日繰り返してきた甲斐もあり、ようやく板についてきたかと思っていた矢先、再び振り出しに戻ったかのような感覚を味わったここ最近のことである。 なぜかと言えば、かねてから懸念していた子犬の首への負担と散歩中のすっぽ抜けを防止するため、Y字型のハーネスとダブルリードを購入したからだ。 実際に手にしたこれらの造りが想像以上に良
その時は、なんて大きいのだろうと感じていたものの、改めて見にすると、むしろ小さいすらと感じてしまう場合もある。 これは、他所の犬に対して私が受けた印象の話である。 子犬を迎えた当初、ワクチン接種のために訪れた動物病院や、散歩ですれ違う他所の犬を見る度、私はその身体の大きさに圧倒されていた。 ラブラドール、ボーダーコリー、ゴールデンレトリバーなどの大型犬はともかく(ボーダーは中型?)、我が家の子犬と同じ柴犬や、小型犬に分類されるパグでさえ大きいと感じていた。 どこかで柴
ここ一週間くらい、ずっと悩んでいることがある。 それは、子犬のハーネス選びだ。 抜けにくいもの、脱着のし易さ、メーカー、形状など、調べれば調べるほどどのタイプも一長一短あることを知り、なかなかこれといった決定打を見い出せないでいる。 以前はこのような類のリサーチは非常に面倒に感じ、低価格のものをテキトーにチョイスしてさっさと済ませていたのであるが、私自身の子犬に対する心境の変化とともに、楽しい悩みへと変化していった。 特に、この手の物の色選びについては家族が呆れるほど無
犬が苦手、もとい犬の事を怖いと思っている人間が犬を飼うとどうなるか? 子犬を迎えてから半年が経過しようとしている今の心境を記録しておく。 結論からいうと、犬全般に対する苦手意識は随分と軽減したように思う。 かつては外飼いの犬がいる家を通り過ぎる時や、散歩中の犬とすれ違うだけでも毎回緊張したものだけど、さすがに今ではそのような事はなくなった。 むしろ今ではすれ違う全ての犬の様子を観察してみたくなるくらいになった。他所の犬の挙動はとても興味深い。 かといって、他所の犬を触れ
ここ最近ずっと悩んでいた子犬の去勢手術について、散々悩んだ末、手術は受けないことにした。 そう決めた瞬間、胸につかえていたものが取れた気がした。 実は、子犬を迎えた当初は去勢手術は受けるつもりでいた。 なんとなくそれが一般的なことだと思っていたし、妻からは「去勢しないと家中にマーキングされるから、絶対にしたほうが良い」と言われていたため、適性期であるとされる生後6ヶ月を過ぎたタイミングで手術を受ける心づもりでいた。 けれど、その時が近づくにつれて、少しずつ心の中に迷いが
子犬と散歩中によく思う事がある。 よその犬は、なんて穏やかに歩いているのだろう、と。 リードを引っ張ることなく、飼い主の歩くペースに合わせてスタスタと優雅に歩いている姿とは対称に、我が家の子犬はとにかく落ち着きがなく、終始地面の匂いを嗅ぎまわり(前を見て歩かない)、人や犬の気配を察するとロックオンし、そのままグイグイと突っ込んで行こうとする。 まだ幼いのだから仕方ないと自分に言い聞かせつつも、やはり隣の芝は青く見えてしまうものである。 当初は子犬のペースに合わせ、早歩き
(過去に書いた記事が何故かトップに表示されていますが、これは4月時点での心境を綴ったものです) 子犬がとる行動について不安なことがあったとき、ついしてしまいそうになるネット検索を、意識的に控えるようにしている。 これは自分のメンタルを保つうえで結構重要なことであると考えている。 子犬を譲り受けたとき、実は事前情報を集めるような事をせずに飼うことをきめた。逆に言えば、事前に下調べをしつくしていたとしたら、飼うという選択は取らなかっただろう。 柴犬の性格がどのような傾向にあ
タイトルの通りである。 SNSで見かけたアグレッ柴というワードが、我が家の子犬にもピッタリだと思い使わせてもらった。 我が家の子犬は生後二カ月半頃から、「守る」行動が見られ始めた。 一番最初は、飼育本に倣って食べ物を詰めたコングを与えたときのことだった。 なかなか中身を取り出せない子犬の様子を見て、取り易くしてあげようと次女がコングに触れようとした瞬間、子犬は今までに聞いたことないような攻撃的な声で次女を吠え立てた。 はじめは何故こんなにも子犬が凶暴化したのかわからず、
世の中には犬アカウントというものがあると、ここ最近知った。 柴の子犬を迎える際、どちらかと言えば消極的だった自分のモチベーションを少しでも上げるため、Xやインスタグラムの柴犬のおもしろ&可愛く切り取られた映像を見たり、柴犬との素敵な暮らしを綴っているブログ記事などを読んでみたりした。 SNS上には無数の犬アカウントが存在しており、中でも柴犬アカウントは国内外問わず非常に多い。 単に自分が関心がなかっただけで、世間一般ではごく当たり前に認知されていたのだろうけど、ちょっとし