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おいしいご飯を炊くために「おいしい冷水を使って3分以内で研ぐ」
弊社の社名にもあります、秋田が誇るブランド米「あきたこまち」は、秋田県知事により銘柄が発表された1984年9月7日から数え今年で40周年です。その3年後に秋田県大潟村で弊社は創業し、37年間、全国の皆様にあきたこまちをお届けしてきました。
あきたこまちは、秋田のような寒冷地でも栽培できるよう開発されましたが、もちもち食感や味の良さ、需要の高まりにより今では九州など温暖な地域でも栽培されています。
弊社ではおいしいお米をお届けするために、玄米を低温倉庫で保管し出荷に合わせて精米しています。お米の精米過程については先日のブログで紹介していますが、おいしいお米をおいしく食べていただくために今回は炊き方のポイントについてご紹介します。
1. 計量ははかりで
お米は計量カップで、水は炊飯釜のメモリ通りに量っているのに、毎回炊き上がりが安定しない…という場合は、はかりでお米と水を計量してみましょう。
▽おすすめの水加減
お米150g(1合分)+ 水202.5g= 総重量352.5g
小数点までこだわった水加減ですが、300g(2合分)だと405gなので炊きやすいです。粒感が出るようにしていますので、硬く感じられる方はお好みで調整してください。
2. 研ぎ水にもおいしい水を使う
炊飯の水に浄水器を通した水やミネラルウォーターを使われる方も多いかと思いますが、お米は最初の水を吸水しやすいので、お米を炊く前の研ぐ段階からおいしい水を使うことをおすすめします。
3. あまり研ぎ過ぎない
昔はヌカを取るためしっかりお米を洗う必要がありましたが、精米技術が進歩した今はその必要がなくなりました。水が白く濁るのは必ずしもヌカのせいではなく、お米のおいしさであるデンプンが溶け出している可能性もありますので、研ぎ過ぎには要注意です。
▽おすすめの研ぐ回数
2回(目安は3分以内)
え~!と思われるかもしれませんが、ぜひ一度お試しいただきたいです。今回改めて炊飯比較してみましたが、3回研ぐと甘味と風味が弱くなる気がします。とはいえ、気になる方は研ぐ回数をお好みで調整してください。
4. 5~20℃の水温で炊飯する
水温が高いと早く炊きあがってしまい、お米の加熱時間が短くなるためおいしさが引き出せなくなります。冬場はあまり気にする必要はありませんが、暑い季節は水温も上がりますので、常温水の場合は氷を2~3個を入れるか、冷蔵庫で冷やした水で炊飯してください。
お米を研いだ後に、氷を入れるか、炊飯釜ごと冷蔵庫に入れて浸漬させるのもおすすめです。
ちなみに、常温の明確な決まりはないようですが、一般的には15~30℃だそうです。近年は35度以上の猛暑日も増えましたので、食品に表示する常温表記の見直しも話題になっていますね。
5. お米に十分吸水させる(目安は30分~1時間)
お米のおいしさを引き出すため、30分~1時間は水に浸けてください。暑い季節は雑菌などが繁殖しやすいので、長時間の浸漬は避けてください。
お米に十分吸水させていれば、炊飯器の早炊きコースでもおいしく炊きあがります。
お米のおいしい炊き方
① 容器をはかりに乗せて重さをリセット
② 1合を150gで計量
※2合なら300g、3合なら450g
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③ 研ぐ1回目:おいしい水を入れ、表面の汚れを取るために軽くかき回して素早く水を替える
※ボウルを使って研ぐと、この後の水の計量がスムーズです
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④ 研ぐ2回目:優しく10~20回かき回して水を捨てる
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⑤ 研いだお米を一旦別容器に移す
⑥ 炊飯釜をはかりに乗せて重さをリセット
⑦ 炊飯釜に研いだお米を入れ、総重量352.5gになるように冷水を入れる
※2合なら705g、3合なら1,057.5g
⑧ 30分~1時間浸漬させてから炊飯
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すぐ食べない場合は冷凍保存
おいしく炊けたご飯も長く保温すると風味が変わってきますので、炊き立てで食べられない場合は、1食ずつラップや保存容器に移して冷凍庫での保存をおすすめします。忙しい時やちょっと足りない時に冷凍ご飯があれば、レンジで温めるだけなので便利ですよね。
生米での保存の目安は1カ月
お米は野菜と同じ生鮮食品ですので、精米したてが一番おいしい状態です。1カ月を目安に食べきれる量を購入するようにしてください。
酸化を防ぐために、開封後は開け口を輪ゴムなどでしっかり締めて直射日光、高温多湿を避け、冷暗所に保存しましょう。
秋は秋刀魚や鮭、きのこに芋や栗といった旬の食材がたくさん出てきますので、ついついご飯も進んでしまいますが、1年に1度の新米の季節、思いっきり楽しみましょう。
あきたこまちは、もちもち食感が特徴ですので炊き込みご飯にしてもおいしいです。炊き立てはもちろん、冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりもおすすめです。栗ご飯のお弁当にした日は、お昼ご飯が待ち遠しくてソワソワしてしまいます。
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小麦製品や油などの調味料も値上げされる中、新米が出る前の価格よりは落ち着きましたが、それでも以前に比べるとお米の値段も上がっていますので、無駄なくおいしく食べたいですよね。
そこで次回はよりお得に、節水・節約にもなる無洗米についてご紹介します!
広報課 橋本
出荷に合わせて精米しています<令和6年産の新米あきたこまち>