息子の成長
我が家、元旦那の話をNGにしてはいない。
ただ、離婚している事実を息子たちは知らない。
わたしのプライドなのか。
ひとり親の子どもというレッテルを貼って見られたくなかったからなのか。
かなり甘えん坊で、抱っこ大好きだった息子たち。
幼稚園に通う年齢でも「抱っこ」と言われれば、抱っこしていた。
何歳でも、求められる限りは抱っこをしてあげたいと思ってきた。
抱っこを求める息子は、一般家庭の子だと思っていれば“甘えん坊”に見えただろう。
ひとり親の子だと思っていれば“愛情不足”と見られたのではないか。
子どもは何を言っていいのか、悪いのかなんて知らないから。
「離婚」という言葉を知っていれば、悪気なく使うだろう。
それが事実だとしても、わたしが伝えたいと思えない相手に、伝えるつもりはない。
それは今でも変わらない。
だから息子たちには、離婚の事実を伝えていない。
次男の友だちのママが、近々3人目を生む。
「5人家族になるんだって!何でうちはお父さんが一緒じゃないの?」
何度か次男に聞かれていたことだが、友だちの家族が増えることで思うことがあったらしい。
「そうだねぇ…何でかねぇ…」
これまでも言葉を濁す母に「仕事の都合かな」と、自分たちなりに折り合いをつけてきた息子たち。
普段は話をすり替えて終わらせてしまうのだが。
今回は長男が、珍しくいいことを言った。
「次男、お母さんたちにも何か事情があるんだよ。事情がないのに、離れて暮らしたりしないでしょ?」
なかなか大人なことを言うではないか!
それが長男なりの結論なんだろう。
「えー?でもさ、お父さんのこと好きなんだよね?」
無邪気な次男は、夢見る夢男くんだ笑
「それは…どうかねぇ笑 ねぇ、長男笑」
母、笑うしかない笑
💩🔪と思ってるなんて、口がさけても息子には言えないが笑
「次男!それは聞いちゃいけないよ!笑」
長男よ!!!!
空気読めるじゃないか!!!笑
長男だけが事実を知ってるわけでもなく。
2人に同じように黙っているのに。
さすがに中学生になって、夫婦に何かあったんだろうと察しているのか。
長男に事実を伝えたところで、そうじゃないかと思ってたよ…程度の反応だろうと感じる。
まだ次男は、事実を全部知るのは早いかな。
きっと伝えたら彼なりに理解はしてくれるだろうけど。
わざわざ今、伝えることでもない。
離婚を伝える伝えないよりも、わたしは子どもたちが笑って過ごせるように、日々頑張ることの方が大切だから。
知ることのメリットがないなら、知らなくてもいいと思っている。
長男の言葉で、この話は終わった。
「離婚してるわけじゃないよね?」
「離婚したらどうする?」
「別に?今と変わらなくない?僕はお母さんについていく一択だけど」
そんな会話も時々する。
まぁ離婚してるし、母が親権持ってるから、君たちに選択肢はないのだけど笑
完全に別居して7年半。
その前も別居状態だったから、9年ほど父親と離れている。
記憶にぼんやり残ってるだけで、会いにも来ない父親は、彼には必要ないようだ。
父親の記憶すらない次男は、父親に憧れがあるのか「こっちに来ればいいのに」なんて言うけど。
「だってお父さんが働いてれば、お母さんはそんなに仕事頑張らなくてもいいじゃん!」と。
息子よ。
それはきちんと稼いでくるお父さんの場合だ。
きちんと稼いでいれば、養育費を払えないなんてあり得ないんだから。
生活費より少ない金額の養育費を払えない人がいたところで、デメリットしかない。
中学生って、大人が思っているよりいろいろ考えたり、感じるようになっているんだな…と思った。
その勢いで、やることやらなきゃ(主に宿題となっている自主学習やテスト勉強)困るんだよ!ということも自覚して、自主的に取り組んで欲しいものだ…。
そこら辺はまだ、成長過程というか…伸び代しかないというか…笑
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