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夫に稼ぐ担当はまかせると伝えた日。#260

昨年春から取っている育休ですが、この育休中私は、私なりの幸せの精査をしようと決めていました。

大好きなジェーン・スーさんが言っていたことがずっと引っかかっていたのです。

「30代で自分との向き合いをしっかりしないと、40代50代で辻褄が合わなくなる」
のだと。

「一人の時の幸せと二人三人ってなった時の幸せって変わってくるじゃん?たまにこの人なんでこんなに辻褄合わなくなっちゃったんだろう?っていう人を見ると、仕事に一生懸命だったり育児に一生懸命だったりで、忙しくて自分の変わっていく幸せと向き合える時間がなかったのだと思う。」

私の解釈も混ざっているのでそのままスーさんが仰っていた言葉とは若干違いますが、内容としてはこのようなことでした。

これは、すごく重要なことを聞いてしまった気がするぞ…。きっとスーさんは30代で自分との向き合いをしっかりされたのだなとも感じました。

でも…
自分との向き合いってどうやってやるの?!
スーさん教えて!ダメ元でスーさんのトークイベントで質問メールを送ってみるも、読み上げられず 笑

そうなのだ、大きなヒントは渡してくれたのだから、その先は私が探していくものなのだ。だって幸せは人それぞれだから。

このテーマを忘れては思い出しを繰り返し、何だかんだちょこちょこ考えてきました。

「母親である私が(おおむね、だいたいいつも←何故か弱気 笑)ごきげんな家庭を私がつくる。」

現状としてはできていません 笑
できる環境が整っていないのだと今は言い訳させてほしい 笑

母親の機嫌って大事ですよね。
お父さんが仕事で疲れて帰って来たって、お母さんがカラッと元気ならその家は安泰でしょう。

自分の実家時代は真逆で、不機嫌を撒き散らす母親でした。

オーラとかは見えないけれど、どす黒いもやがまるで母の周りに見えるようでした。

それを子どもなりの感受性で受け取り続けた。

母親の機嫌が大事!
お母さんにいつも(だいたい、おおむねでいいから)笑っていてほしかった。

今私は、あんまり笑えていません。
育休が終わってこれに仕事が加わった上でも変わらず家事育児を一人でやるにはどう考えても無理でした。

夫はとても協力的な人ですが、どうしても仕事柄出張も多く家にいる時間が少ない。育休が終わったとしても私の負担は変わらないどころか仕事が加わる分増えます。

ある朝ふっと、突然心が決まりました。
前夜夫は出張で不在。3歳の息子の不機嫌が手に負えず、こういう時男親がいれば…と思っても仕方ない。寝る直前まで大きな声を出したり何とかその場を収めて就寝。

翌朝も何となく不機嫌モードが続いたまま、何とか息子を保育園へ送り出し朝9時でもうその日の体力を使い切った思いでした。

これって、お母さんってみんなこんな感じだと思うし、ワーママのよくある日常だとも思います。しかしその朝はなんかいつもと違いました。

「稼ぐ担当、私は降りよう。」
降板です 笑

娘が保育園に入れたら最低限の就労はするとして、働いても10時から15時までだな!
突然具体的な時間まで決まりました 笑

そして職場選びも、給料とかは一旦度外視で、私がのびのびと、いきいきと働けそうか?心地よい人たちと働けそうか?
これを基準に選んでみたいと思いました。

決して夫がすごく稼いでいるから言えるわけではありません。私の稼ぎがなくなって暮らしがどうなるか?

そんなの知らん 笑
むしろ結構際どいラインな気もするぞ 笑
とりあえず私の今の気持ちは、もう家事も育児も稼ぐ担当も、あれもこれもできない。
いや、できなくはない。でも私からは笑顔が消える。

私が掲げている、「母親がおおむねごきげんな家」からは遠のく。これがまさに「違うこと」をしているということだ。

もう私は「違うこと」はしたくない。
そうするとどんどん自分と離れていくし、幸せから自ら遠のく選択をすることになるから。

心は、決まった。

「私も稼がなきゃ!」の呪いを自分で自分にかけていた。

これを、一旦手放してみます!実験です。
どうなるかはわかりません。

夫に気持ちの全てを話しました。
本音を涙を流さず淡々と言えたのは成長した 笑

堂々と言った。
「稼ぐ担当から外れます。」

「いいよ。そのために俺も仕事がんばってるから。」

夫はどこかほっとしているようにも見えた。

理解ある夫というより、家計管理も私がやっているから、よくわからず言ってるだけだとは思います 笑

でも了承は得られた。

そして

「最近の友香を見ていて、前言ってたお義母さんみたいな不機嫌な母親になりたくないっていうあれ。最近の友香はそれに近づいてるって思ってたよ。」

とも。

やはり答えはもうとっくに出ていて、私が認められていないだけでした。

単純に今のもやもやを話せてスッキリしたのと、荷物を下ろせた思いで気が楽になった。

「やっぱり、母親が笑ってるのが子どもにも一番だからね!」

答えが出始めた「私の幸せの精査」

どうやら、夫も同じ答えらしいことが確認できたことが今回何よりの収穫だったかもしれない。

明日からもワンオペ多めの日々は変わらない。

何も状況は変わっていない。
でも、私の気持ちが変わったから。
というか、もともとあった気持ちをきちんと認めてあげることができたから。
荷物を下ろせただけでも十分前進したと感じた。

幸せの精査。
幸せはこの先も変わっていくから。
これからも続けていきます。

自分とはぐれないように。


さぁ

今日も

新しい一日が

始まります。

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