『奄美の文化』〜奄美のシマ唄②〜
こんにちは【黒糖焼酎飲もうでぃ!】前田“まえぴょん”秀樹です。
前回は 奄美のあるある についてお伝えしました。
今回は『奄美の文化〜奄美のシマ唄〜』の続きををお届けします。
唄者(ウタシャ)
島唄を歌う歌手のことで、曲などにより独唱や三線を弾きながら歌うスタイルがあります。
奄美では毎年「奄美シマ唄日本一大会」という大会が開かれていて、小学生から人生の大ベテランまで 毎年多くの参加者が集まり、自慢の喉を競っています。
先に記した 元ちとせさんや 中孝介さんもこの大会の受賞歴があります。
三線(三味線)
島の年配者は三味線(しゃみせん)と呼ぶ方が多いそうですが、近年では沖縄と同じく三線(さんしん)と呼ぶことが多くなってきているようです。
奄美諸島の徳之島を境に、沖縄三線と奄美三線と呼ばれる二つの三線に別けられます。
沖縄三線と奄美三線の違い
糸(弦)の違い
白く太めの弦は沖縄の、細く黄色い弦は奄美三線に用いられ大島弦などとも呼ばれます。(写真上が奄美三線・下が沖縄三線)
弦の違いはそのまま音の違いとなり、沖縄三線の音は太く暖かい音、奄美の三線は哀愁のある高い音と言えます。
弦の呼び名も違い、沖縄三線では、一番太い弦を「男弦(ウーヂル)」真ん中の弦が「中絃(ナカヂル)」一番細い弦が「女絃(ミーヂル)」と呼びます。
対して奄美三線では、太い方から「一番」「二番」「三番」と呼びます。
バチ(爪)の違い
沖縄三線は写真上部にある専用の爪やピック、自分の爪で弾きます。
対して奄美三線は、素材は色々ありますが竹やべっ甲・プラスチックなどの細長いバチで胴を叩く音もコントロールして音を奏でます。
皮の違い
沖縄三線ではニシキヘビの本皮張りの物を「上等三線」と呼び人口皮を張ったものは入門用とされています。
一方 奄美三線にももともと本皮が用いられていましたが、曲に合わせて皮を強く張るのと、バチで胴も叩く奏法であるため、現在は本皮より強い人工皮を用いることがほとんどだそうです。
いかがでしたでしょうか。
私自身、それほど島唄に造詣が深いわけではないので、ごく初歩的な内容になってしまったかもしれませんが、今後も黒糖焼酎と並行して甘味の様々な文化を勉強していこうと思っていますので、今後もこのシリーズを楽しみにしてください。
最後に、元ちとせさんの「くるだんど節」と中孝介さんの「朝花節」の動画を貼っておきますので、ぜひご覧ください。
今回はこの辺で、次回もお楽しみに!
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