10月16日裁判を傍聴してください
7回目の口頭弁論が、10月16日午前11時から広島地裁302号法廷で開かれます。原告代理人の工藤勇行弁護士は、湯崎知事や中本県議会議長の国葬出席は、地方公共団体の「事務」の範囲外の行為であることを、龍谷大学の大田直史教授の意見書を踏まえて意見陳述します。また、原告からも意見陳述しますので、ぜひ傍聴にお越しください。
衆院選挙は10月15日に公示され、27日に投開票されます。
安倍派を中心とする自民党の裏金問題により国民の政治不信は高まり、石破茂首相・自民党総裁は、「裏金議員」を選挙で公認できない事態に追い込まれています。
比例中国ブロックから出ていた杉田水脈氏は自民党の比例名簿に登載されず立候補を断念しました。数々のヘイト発言、人権蹂躙、女性蔑視発言を繰り返した同氏は安倍晋三氏のお気に入りで、裏金問題では、計1564万円が政治資金収支報告書に不記載だったとして、4月に自民党の役職停止6カ月の処分を受けています。
裏金議員を大量につくった派閥の首領だった安倍氏の国葬が、いかに非常識であり、日本の法治主義、民主主義に反することが、いまあらためて明らかになっています。
その国葬に湯崎知事や中本県議会議長は、熟慮することなく漫然と出席したのです。
私たちは湯崎知事に国葬出席するに当たり、県庁内部で議論や相談したときの文書やメモの公開を請求しましたが、返事は「不存在」でした。
国に招待されたから、出ないと機嫌を損ねるなどという浅はかな考えで、違憲疑いのある国葬に出席したとしか思えません。
10月16日午前11時、広島地裁302号法廷へぜひ傍聴にお越しください。終了後には広島弁護士会館で報告会を開きます。