単線鉄道のワンマンカー。鼻をほじった指をおもむろに唇に持っていく男とそれに釣られてか不意に自身の下唇をさわる対面のサラリーマン、ツーステップを踏みながら友達とおしゃべりをする女子高生。確かに「人間」がそこにいる。

生きることで精いっぱいです。