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NPO法人オンザロード 高橋歩さん「ワールド・ドリーム・スクール事業について」

こんにちは!渡邉です。
今回はNPO法人オンザロード 高橋歩さんをお招きした勉強会の様子をお届けします!

誰かに自分の夢をシェアしたくなるようなワクワクと勇気がみなぎってくる、これまでとは一風変わった勉強会です。ぜひご覧ください^^

高橋 歩 (たかはし あゆむ)さん
作家、レストランバー・ゲストハウス経営、出版社経営、自給自足ビレッジ主宰、災害支援NPO代表、海外貧困地域でのフリースクール主宰など、世界中、様々な分野で活動する自由人。

2008年インド・バラナシ、2009年ジャマイカで、無料で通える学校を開校し、学校に通えない子どもたちに、学ぶ機会を提供。また、お金を寄付するだけの支援ではなく、日本を含めた世界の旅人たちにそれぞれ得意な事を教えられる国際交流ボランティアの体験の場も提供。

東日本大震災直後は、海外でのボランティア受け入れ経験を活かし、宮城県石巻市・福島県を中心に、延べ30,000人以上のボランティアを受け入れ、多岐に渡る震災復興支援活動を始め、現在も現地の方々と連携中。

2020年からは、世界中の子どもたちが交流し、世界を知るオンライン交流事業「WORLD FRIENDSHIP」を継続的に実行中。

2021年からは、逆境の中で生きる世界中の子どもたち・若者たちの、夢や仕事の自立までを支援するキャリア教育事業「ワールド・ドリーム・スクール」を開始。オンラインでプロの講師を派遣し、就職までの一貫した支援プログラムを行っています。

ROAD TO WORLD PEACE!

高校時代の愛読書は『マザー・テレサ あふれる愛』。”World peace”に憧れを抱き続け「マザー・テレサみたいなことを何かやりたい」と考える日々を過ごしていました。

26歳の時、愛するパートナーの一言で、世界一周旅行へ出発。帰国後、友人と再び訪れたインド・バラナシで、「無料で通える小学校をつくりたいんだ」というインド人との出逢いをきっかけに、無料で通える小学校「マザー・ベイビー・スクール」をつくったのが最初のアクションでした。

その後、マザー・テレサと同じくらいリスペクトしていたボブ・マーリーの聖地、ジャマイカでも何かしたい!と、ジャマイカで音楽学校を設立。貧しい街の中では職もなく、頑張りようがない日々を送る若者たちがいましたが、日本中の使われていない楽器をかき集め、ジャマイカには無料で楽器に触れられる音楽学校をつくりました。

世界を周り色んな景色を見てきたが、胸が痛くなる報道が日々流れるいま、世界平和に向かうために自分にできることは何か。家族との世界旅行、学校の設立など、世界の風景をみてきて至った結論は「(世界が平和になるために必要なのは)世界中の若い人や子ども達が若いうちから友達になっていくこと」でした。

「国と国とが友好な関係を、とかって言っているうちは戦争はなくならないって思うんだよ。それぞれの国に正義があるんだから。大袈裟だし、夢みたいな話かもしれないけれど、本当に戦争がなくなる世の中になるには、”国境がなくなる”っていうところまでいけないとだめなんじゃないかって思う。」

国と国とではなくて、人と人とで繋がっていこうという時代になるために。子ども時代ならではの無拓な心で世界中に友達を作れたなら、大人になった時の世界の見え方もこれまでとは違って見えてくるかもしれません。

夢の幼なじみ

自分が子どもを連れて世界を旅した時に、子どもたちが本当に言葉も通じない中で友達になっていく現実を見たことで確信した、「大人たちが、子どもたちが若いうちから世界中の同世代の子たちと出逢える場をつくれば、本当に世界中に友達をつくれる」ということ。「夢」をキーワードに、みんなの夢を共有しながら世界中の子どもや若者たちがどんどん出会って友達になっていける、そんな世界を目指してワールド・ドリーム・スクールを開校しました。

ワールド・ドリーム・スクール(WDS)
世界中の逆境に立つ、子ども・若者たちの夢を応援する学校

少し未来の話。2024年のパリオリンピックで、難民キャンプやスラムの子たちがオリンピックに出場できたら。同じ難民キャンプにいる友達や一個上の先輩とか、いつも横で遊んでた友達が夢叶えるのを見たら、ふてくされてるような子どもたちも、やればできるかもしれないと思えるんじゃないか、そう思っています。

無料で通える学校を。世界中の子どもたちが繋がりあえる環境を。一見、壮大な夢のように聞こえる話でも、次々と実現し形にしていく。脳内に描くイメージを魅力的に伝え、ルフィのようにどんどん仲間を集めていく。高橋さんの壮大なアイデアはどのように実現されていくのでしょうか。

「アイデアを形にしていく始まりに「予算がこれくらいで...」そんな話からスタートすると、どんなアイデアでも似通ったものになっていくものです。

まず自分にする質問は「なんでもできるけど、何やる?

あとはなんでも話せるポジティブな友人と話を膨らませていく。そうしているとどこからか「いつまでにやりたいよね」「ここまでだったらいくらくらいかな?」とか、時間やお金の話になっていくもので、そこから短期的な行動に落とし込んでいけばいい。

あとは、全体像のイメージが見えてきたところで、早めに視覚的に見える完成イメージ図やイラストを作っておくと飲み会でもアイデアを披露できてgood!」

おわりに

「わたしも何か一緒にやりたい!」誰もをそう思わせるような高橋さんの人柄に魅了された1時間。全てをとっぱらって、なんでもできるけど、何やる?の精神で考えてみれば、不思議となんでもできるんじゃないかと、そう勇気づけられた勉強会となりました。

それでは次回もお楽しみに!


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