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エチオピアで少数民族と出会い、コーヒービジネスで起業するまでー株式会社Galitebe(ガルテンビ)代表取締役・柴田悠平さん
こんにちは。わたなべです!
久しぶりのnoteになりますが、今回のレポートは珈琲勉強会Vol.03!株式会社Galitebe(ガルテンビ)代表取締役 柴田悠平さんをお招きした勉強会の様子をお届けします。
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株式会社Galitebe(ガルテンビ)代表取締役 柴田悠平さん
大阪府堺市生まれ。26歳。隠岐の島で蟹船に乗っている時に、世界のどこかの少数民族に会いたいと思い、全部の少数民族をくじびきにして出たのがエチオピア。その後すぐにエチオピアに行って魅了され、エチオピアと何かしたいと思い、コーヒービジネスをすることを決意。当初500㎏だった輸入量も現在では18トンに。エチオピアのコーヒー生産者の1人1人と長期にわたる付き合いを大切に、マーケティングやブランディングを手掛ける。
プロフィールからも情報が溢れかえっておりますが、もっと突っ込んで聞きたくなること満載のとても興味深い柴田さんのストーリーをぜひご覧ください^^
3ヶ月間の蟹漁船生活
タイ、ラオス、カンボジアと東南アジアの旅から帰国したとき、ラオスで出会った友人から突然一本の連絡が入りました。
「蟹漁船に乗らんか?」
あまりに突然の話だったのですが、よくよく話を聞くと3ヶ月で200万円稼げるとか。旅から帰国した後は、オーストラリアにワーキングホリデーに行って生活費を稼ぐことも考えていたタイミングでもあり、友人からの誘いにのることにしました。
向かったのは島根県隠岐島。ひどく荒れる冬の日本海に苦しめられ、命懸けの過酷な環境ではありましたが、優しくてあったかい島の人たちと美味しいご飯に囲まれた3ヶ月間は、とても楽しい時間となりました。
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くじ引きと、エチオピア
3ヶ月間の蟹漁船生活が終了し、お金と時間に余裕が生まれると、ずっと心の奥に眠っていた少数民族への興味が声をあげ始めました。本当に少数民族は存在するのか?テレビの世界のパフォーマンスなのか?それはそれで面白い文化だよな、。なんてことを思いながら、会いに行く民族はくじ引きで決めようと、世界の少数民族のうち約200民族を書き出しました。
書き出した200枚の紙を部屋にあったスーパーのレジ袋に入れてシャッフルシャッフル。
引き当てたのは、エチオピア🇪🇹その日の晩に航空券を予約したのでした。
”ガルテンビ”
エチオピアに到着し、カウチサーフィンで知ったエチオピア人に「少数民族に会いたい」と伝え、バンナ族を紹介してもらいました。
時計もない、字もない、太陽の動きに身をあずける生活に「こんな場所がまだあるんやなあ」と感じた魅力。そして、バンナ族からGalitebe-ガルテンビ-の名をもらいました。
エチオピアでの生活で感じたこともたくさんありました。首都で垣間見えた貧富の差、街を歩くとしつこく話しかけてくる若者たち。彼らになにか熱中できる時間を提供したいと思いました。
同時に、コーヒーを片手に家族で集う時間が大切な時間とされている国。はたまた日本を見ると、コーヒーを飲んでゆっくりしている暇もないとつぶやく大人たち。そんな人ほどゆっくりする時間、落ち着く時間を大切にしたほうがいいのになあと、コーヒーを通して家族でゆっくり過ごす時間を大切にするエチオピア文化を広めたいと思いました。
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コーヒーを目的に渡航した2回目のエチオピア。「俺の出身地だからとりあえず行ってこい!」と言われ続けた友人の地元へ向かい、そこで現在のパートナーと出会いました。
彼の名前は、デンガラム。「最初は少しの量だけど、良質な豆を取り扱っていきたいんだ。
新しい機械や製法を取り入れるのではなくて、今あるものをもっと本気でやっていこう」
輸出経験のないデンガラムでしたが、二人三脚で500kgの豆の輸入に成功しました。
そして、デンガラムの噂を聞いたハブタムからも連絡が届き、晴れて2人目のパートナーに。昨年はコロナによる船舶不足の影響を受けながらも、1人9tずつ、計18tもの生豆を輸入しました。
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生豆を扱っているためガルテンビのお客様は自家焙煎している珈琲屋さんがメインですが、自宅で焙煎ができる”マンカシャカシャ”も販売しており、家庭でも簡単に焙煎をすることができます。
焙煎によって180度味と風味が変わる奥深いコーヒー。ガルテンビの豆を仕入れる取扱店舗もこだわりが強い素敵なお店が多いそう。コーヒー巡りをしてみるのもステキですね。
👇☕️珈琲豆お取り扱い店舗さんたち☕️👇
おわりに
蟹漁船に乗って、少数民族への想いを胸に、くじ引きで引き当てたエチオピア。
「くじ引きでこんなにも人生変わると思ってなかったです」と当時を振り返ってお話してくれました。
現在は、コーヒーの風味を全面に生かしたコーヒービールの製作も手がけておられるそう!
ぜひチェックしてみてください👇👇
それでは次回の勉強会もお楽しみに〜
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