アメリカでは市販薬に書いてある成分を全部調べるのは当たり前?
アメリカ人夫と結婚してから、"自己管理"ってものを勉強させてもらってます。(衝撃を受けているのが正しい)
例えば、薬。
私、本当基本何でも信用してきました。
市販の薬とかでも頭痛薬なら頭痛薬って書いてあるやつ買って、そのまま飲む。
1日何錠かなくらいは確認する。
お薬とお酒は一緒に飲まないとか基本的NGなことはもちろんしないけど
市販薬飲んでみて合わないな、効かないなってやつはもう買わないようにしたりとか。
とりあえず試していく感じだった。
生理が来た〜なんて言ってたら女友達同士なら薬あるよなんてもらいっこしたりしてきた。
それがイブでもバファリンでも、ロキソニンでもそこまで気にしてなかった。
なんていうかお薬だし。治してくれるものだと何も疑ってなくて。
アメリカ人夫と一緒にいるようになってから彼の薬への対する姿勢(執着?!)にびっくりした。
彼は市販薬のパッケージに書いてある成分を隅から隅まで全部調べる。(こういうときだけは、翻訳機使って頑張って日本語でも頑張って読むからちょっとだけイラっとする。笑)
その上で、自分に効く薬の成分とか、自分に出やすい副作用の成分とか、自分には合わない成分の薬とか全部自分で知って管理している。
彼が「頭痛い」って言った時に、私が何気なく「頭痛薬あるよ〜」って渡したら「何この薬?なんのやつ?成分なに?」って言われて
いや、なにって「EVE」だけど。
「違うよ、アセトアミノフェンとか、イブプロフェンとかカフェインの有無とか、何入ってるやつ?」
知らん。EVEってことしか知らん。
てっきりありがとう!って言われると思ってたら、違う返答返ってきて驚いた。
またある時は「飲みすぎて胃が痛い」と言うから、名前は忘れたけど "飲みすぎ・胸焼けに効く" とパッケージに書いてある胃薬系の薬を買ってきて渡したら
薬の箱の裏の成分を全部調べて、ああこれはこの成分が入ってるから飲みたくないなぁと言われたり。
いいからはよ飲めよ楽になるから!(心の声)
「なんでそんなに全部チェックしたり気にするの?薬のアレルギーとかあって心配なの?」と聞いたら
「自分の体の中に入れるものだよ?!自分で成分を確認して飲むのは当たり前でしょ?自分の体だよ?!薬品を体に入れるんだよ?!」
と、逆にびっくりされた。
薬って、病気を治してくれるものって思ってた私。
化学物質としてどうかなんて考えてなかった。(私だけでしょうか、、、泣)
アメリカでは基本、病院に行って薬を処方してもらうよりも、まず薬局で薬を自分で選んで買うからそれが普通だと思ってた。と言われた。
私は、いつも風邪をひいたり何かあってお医者さんに行って薬をもらうとき
お医者さんが、「あ、風邪ですねぇ、お薬出しときますね〜」って詳しい説明もなくても「はい、わかりましたありがとうございます」ぐらいで終わってきていた。
それが普通だと思ってた。
そのまま処方された薬を、そのまま用量用法を守って書かれてる通りに飲んできた。
お医者さんへの絶対的信頼?
夫を初めて日本で病院に連れて行った時のこと(アメリカではほとんど行かなかった人)
お医者さんの症状の説明の少なさに驚愕する夫。
納得するまで、お医者さんに質問する。
自分の症状について、出してもらう薬は何なのか、何の症状にそれぞれ効くからその薬を選んでいるのか、その薬に副作用は出るのか。
とにかく聞く。
診断のあとに、不安そうな夫に私が「お医者さんが出してくれる薬だから安心して大丈夫だよ」と言ったら
「医者っていうても人間だよ?適当でしょ?信用できないよ!」
と言われた。いや、カルチャーショックすぎ(笑)
うちのアメリカ人夫はちょっと薬に神経質なオタクなのかな。
職場のブラジル人の女の子も、日本のお医者さんは本当に何も説明してくれないし!納得もしていないのに薬を出してくる!と不満を言っていたから
外国のお医者さんではたくさん説明してくれるのだろうか。
その子も「だって私の体のことだよ?私が1番大切にしなきゃ誰も責任取ってくれない」って言っていた。
今まで"お医者さん"って絶対的存在だったから、言われたことすんなり疑わず聞き入れていたけど、そう言われてみれば確かにそうかもなとハッとさせられました。
日本だから安心していいよ、って言うのもなんか違う気もしてきて。
最近では、私も影響を受けてお医者さんでもらった薬も成分をしっかり読んだり調べたり、市販薬も何が何mgがどうとか自分で気にするようになってはきました。
"自分で考えること"の大切さ、少しずつ学んでいる私でした。