【国宝探訪】広島・不動院
6月17~19日に広島へ行ってきました。国宝探訪がメインではなかったのですが、広島市内唯一の国宝も見てきました。いつもだったら、広島に行くと宮島に行くのですが、今年はもう一度広島に行く予定なので、その時に行くことにしました。
泊まっていたホテルからはアストラムラインの本通駅が近かったので、ホテルに荷物を預けて、本通駅からアストラムラインで不動院前駅へ。駅の名前が示すとおり、駅を出てすぐに目指す不動院があります。
不動院は戦国大名・毛利氏の外交僧として知られる安国寺恵瓊ゆかりのお寺で、国宝の金堂も恵瓊が山口から移築したと伝えられています。当時は禅宗寺院の安国寺だったのですが、現在は真言宗の不動院です。真言宗のお寺に禅宗様建築の金堂があるのはそのためです。
金堂は国宝指定されている禅宗様建築の中でも特に大きいものです。花頭窓や弓欄間、屋根の反りの強さなど禅宗様の特徴がよく現れた建築です。
この20年ほど、広島には年に一度は訪れているので、不動院にも何度か足を運んでいるのですが、初めて見た時はそれほど印象に残らなかったんです。その後訪ねたときに、周囲の緑とのコントラストが良くて、また行ってみたいと思うようになりました。今回も禅宗様建築の特徴をあちこちに見ることができて楽しかったです。だんだん好きになっているような気がします。
中心部から外れているとはいえ、交通の便もいいですし、拝観料もないので、広島を訪れた際にはぜひ訪れてみてください。
基本情報(2023.6現在)
※ ルートは私が探訪時利用したものを基本としています。
不動院 広島市東区牛田新町3-4-9
不動院前駅から徒歩5分
公式サイト→fudouin (megaegg.ne.jp)
☆おまけ アートっぽい造りで有名なごみ処理施設・広島市環境局中工場
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